四国インカレ個人戦 2000
場所:高知県香美郡夜須町手結海岸沖
日時:2000年7月7日(金)〜7月9日(日)
スナイプ級(個人戦) |
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|
|
||
選手名 |
No. |
大学 |
1R |
2R |
3R |
4R |
5R |
6R |
7R |
累計 |
順位 |
岸本/山本 |
21 |
高知 |
DNF |
16 |
18 |
18 |
17 |
13 |
12 |
113 |
18 |
森下/三輪 |
22 |
高知 |
15 |
10 |
8 |
16 |
13 |
6 |
17 |
85 |
15 |
田中/池田 |
23 |
高知 |
11 |
14 |
7 |
13 |
3 |
4 |
8 |
60 |
8 |
奈須/藤田 |
24 |
松山 |
1 |
7 |
9 |
6 |
10 |
3 |
2 |
38 |
2 |
村上/渡部 |
25 |
松山 |
8 |
6 |
1 |
7 |
1 |
2 |
9 |
34 |
1 |
植木/麓/山内 |
26 |
松山 |
5 |
3 |
12 |
1 |
4 |
15 |
1 |
41 |
3 |
墨田/河原 |
27 |
愛媛 |
2 |
OCS |
6 |
2 |
6 |
9 |
5 |
49 |
6 |
黒木/宮本 |
28 |
愛媛 |
3 |
2 |
13 |
8 |
18 |
7 |
16 |
67 |
10 |
下井/小川 |
29 |
愛媛 |
7 |
4 |
3 |
4 |
7 |
17 |
6 |
48 |
5 |
中山/小倉 |
30 |
徳島 |
12 |
12 |
5 |
10 |
8 |
1 |
4 |
52 |
7 |
那須/加堂/高木 |
31 |
徳島 |
6 |
8 |
4 |
5 |
2 |
14 |
3 |
42 |
4 |
市川/武田/榊 |
32 |
徳島 |
10 |
17 |
2 |
11 |
9 |
8 |
10 |
67 |
11 |
濱村/植垣/嶋村 |
33 |
香川 |
17 |
15 |
16 |
15 |
16 |
12 |
15 |
106 |
17 |
広瀬/篠原 |
34 |
香川 |
9 |
5 |
11 |
3 |
14 |
5 |
14 |
61 |
9 |
阿部/小西 |
35 |
香川 |
13 |
11 |
17 |
12 |
5 |
18 |
7 |
83 |
14 |
山野/須藤 |
36 |
香医 |
4 |
1 |
15 |
9 |
12 |
16 |
13 |
70 |
12 |
中尾/紙谷 |
37 |
高医 |
16 |
13 |
14 |
17 |
15 |
11 |
18 |
104 |
16 |
合場/河野/市川 |
38 |
高医 |
14 |
9 |
10 |
14 |
11 |
10 |
11 |
79 |
13 |
備考 |
風速(m/s) |
7 |
7 |
3 |
5 |
1 |
3 |
3 |
|
||
風向(°) |
350 |
340 |
310 |
160 |
220 |
190 |
160 |
スナイプ級(団体戦) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
大学 |
No. |
選手名 |
1R |
2R |
3R |
4R |
5R |
6R |
7R |
総合 |
||||||||
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
順位 |
小計 |
得点 |
順位 |
|||
高知 |
21 |
岸本/山本 |
DFN |
39 |
13 |
32 |
15 |
30 |
15 |
41 |
14 |
28 |
11 |
21 |
11 |
34 |
225 |
5 |
22 |
森下/三輪 |
13 |
8 |
8 |
14 |
11 |
6 |
15 |
||||||||||
23 |
田中/池田 |
10 |
11 |
7 |
12 |
3 |
4 |
8 |
||||||||||
松山 |
24 |
奈須/藤田 |
1 |
12 |
6 |
13 |
9 |
21 |
6 |
14 |
10 |
15 |
3 |
18 |
2 |
12 |
105 |
1 |
25 |
村上/渡部 |
7 |
5 |
1 |
7 |
1 |
2 |
9 |
||||||||||
26 |
植木/麓/山内 |
4 |
2 |
11 |
1 |
4 |
13 |
1 |
||||||||||
愛媛 |
27 |
墨田/河原 |
2 |
11 |
osc |
20 |
6 |
21 |
2 |
14 |
6 |
28 |
9 |
30 |
5 |
25 |
149 |
3 |
28 |
黒木/宮本 |
3 |
1 |
12 |
8 |
15 |
7 |
14 |
||||||||||
29 |
下井/小川 |
6 |
3 |
3 |
4 |
7 |
14 |
6 |
||||||||||
徳島 |
30 |
中山/小倉 |
11 |
25 |
10 |
31 |
5 |
11 |
9 |
24 |
8 |
19 |
1 |
21 |
4 |
17 |
148 |
2 |
31 |
那須/加堂/高木 |
5 |
7 |
4 |
5 |
2 |
12 |
3 |
||||||||||
32 |
市川/武田/榊 |
9 |
14 |
2 |
10 |
9 |
8 |
10 |
||||||||||
香川 |
33 |
濱村/植垣/嶋村 |
14 |
34 |
12 |
25 |
13 |
37 |
13 |
27 |
13 |
30 |
10 |
30 |
13 |
32 |
215 |
4 |
34 |
広瀬/篠原 |
8 |
4 |
10 |
3 |
12 |
5 |
12 |
||||||||||
35 |
阿部/小西 |
12 |
9 |
14 |
11 |
5 |
15 |
7 |
とりあえずスナイプ級だけで。470は今度うちこみます。
<レース総論>
・・・・ 1日目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一レース 西風 7〜9m
台風の吹き返しで結構吹いている。白波がたっているとこもある。こんだけの強風のレースは牛窓での新人戦いらいか。自称「微風の徳大スナイプ」と勝手に言っているだけあって、微風には自信があるのだが、強風は全然のれてないかれなぁ。いやな感じだ。など思っているうちに470がスタート。今回からクラス旗はスタート6分前に上がる事になっている。これが今後のレース運営の主流になるそうだ。予想どおり運営側は下スタのラインを作ってきた。ほぼ真中からスタートする。いきなり下側の松大(植木さん)がポートにかえして前を切るが、当たりそうになり少しよける。本来抗議ものだが、しょっぱなという事もありそのまま。スタート後となりの愛大艇をあまり意味はないのだが、タックせずひっぱる。「はよ、かえせや!」「まだ、伸ばすんじゃー」どなり合いは久し振り。なかなかストレス解消になる。レース前はある程度左にいき、シフトに合わしていくが、ミートとタックを減らそう、と言っていたのだが結局は上までにミートが多く、タックもしまくった。ここ数ヶ月強風でタックの練習をしていないので、ボロがでまくり。タックの都度にロスして遅れていく。上では順位は10位ほど。下マーク回航で愛大に水を取られ大きく遅れる。結局、ミスを多発して自滅。着順は12位。Jo(城ノ内)は10位。75(那須さん)は上位の6位で順調な滑り出し。
第二レース 西風7〜8m
いつも第一レースはタックのしすぎで順位が悪いのは、いつもの31のパターンなので、「よし、次はがんばろ」と気を持ち直す。1Rでは右海面にいった艇が上位にはいったので、右にのばす事にする。「10、9、・・・、0」と上から二番目ぐらいでジャストのスタートが決まる。ん、どうも様子がおかしい。あまりにもダントツに31が飛び出し過ぎている。というか、争う艇が無い。「ごめーん。1分間違えた」「おいおい」。いそいでかえるが、再びスタボーにもどす時に無理をしすぎて、隣の高知医科大の女の子艇にコツンと当たる。やってもうた。そのままスタート後、仕方が無いので本部艇の見ているとこで720回転をする。当然順位はほぼ最下位。絶望感の中とりあえずプランどおり右海面に進む。これが結構正解で真中やや後ろまで順位を回復。途中でJoのスキッパー(ラスカルさん)が落水するのが見える。結局そのままJoは半沈。後で聞いた話によると、高知の艇がポートで突っ込んできて、衝突を避けるためよけたらメインシートに髪の毛をひっぱられ海に引きずり落とされたらしい。悪い状況でも、日頃の行ないのせいか運だけは良いようで、2上を回航する時、このままでは回れない・・と思った瞬間、前の艇がマークに引っかかってそのまま3艇身ほど引きずってくれた。道が開けたので楽々回航できた。その後順位はさほど変わらず31は1Rと同じく12位。早くもこの時点で全日出場が大きく遠のく。さよなら全日。75は8位。安定しているなぁ。Joは沈が響いて17位。
昼飯のため着艇。気分は最悪。この1年なにをやってきたのだと自暴自棄になりかける。
第三レース 西風 1〜3m/s
みんなより早めに出艇。風がかなり落ちる。ならば微風の徳大の威力を発揮しましょう。ややポートロングのコースだったのと、陸から風がきてそうだったので右海面に大きく突っ込む事にする。少し下スタだが、上1で出てすぐタック。後はひたすら右に伸ばす。すると途中からひたすらリフトが続く。微風なのでメインシートを出し入れしてセールに風を流すのに専念して、クルーの真琴さんの実況を聞く。「そんなに悪くないねぇ」「わぁ、今のシフトでかなり抜いた」「那須さんトップやわぁ」「徳大1-2-3かも」。見ると75がトップで一上を回航しそう。その次のJoが来た。どうやら31もそれに続きそう。レース前に言うとった事が現実になるかも・・。75がそのままダントツの1位で上マークを回航していく。風は止まりそう。しかしここで大きなヘッダーが入り、Joと31がレイラインにたりなくなった。そして2度タックをしてレイラインにのせる間に、松大艇(村上さん)に先に上マークを回航される。だから、上1-2-3は逃したが、1-3-4である。さすが「自称・微風の徳大スナイプ」。サイドをまわると風はさらに落ち、下マークにまるでごみだめの様に470がほぼ全艇たまっている。下マークを回航すると上まではポートの一直線のアビームとなった。470の後ろの方と入り乱れて混戦になる。31ほぼプロパーで走っていたのだが、上からブローが降りてきて、のぼらした後続艇に抜かれた。風がかなり落ち、コース短縮により2上でフィニシュとなる。微風のアビームを走らせたら、四国水域の学連スナイプ艇では1、2位を争うであろうと思われるJoがここで一気に前にでて村上さん(松大)に続き2位フィニシュ。続いて愛大艇が入るが、その次に75、31がフィニシュ。この3R、徳大は2-4-5の計11点。
第四レース 南風5〜7m/s
風向が完全に南に変わる。風力も少しまた上がって5〜7m/s。風はどんどん左に回り続けているので、スタート時には上マークまでポートロングの一直線コースになってしまった。結構下スタだったので下一からでようとするが、スタート後愛大艇のブランケットに入る位置となってしまい、ズルズル後退。上まではひたすら艇速勝負。どうも31は上上になると、上り角がよろしくない。先頭集団に置いてかれる。那須さん操る75は上位に入っている模様。Joは31の後ろにつけている。上マーク回航の順位は10位。風の割にはコースがやたらと短くて、2週目のクロスもポート一本。すぐ終わり、順位変動も一上のままでほとんど無し。着順10位。75は5位。とても安定している。クロスの調子が良いそうだ。Joは31の次で11位。
一日目は台風の吹き返しで、やや強風が2レース、中風1レース、微風1レースであった。成績は12-12-5-10と不完全燃焼要求不満状態。この時点での個人順位は10位。不甲斐無いなぁ。Joが一点差で11位。そして75は同率4位。1位まで5点差、2位まで2点差なので、明日の残り3Rの結果次第で十分全日が狙える位置にいる。団体では、徳大スナイプは3位であり2位の愛媛大とは25点差。うーん、逆転は少し苦しいかなっ、といったところ。明日がベタる事を祈りつつ、ビールを軽く飲んで寝る。OBの坂本さんと鶴丸さんが宿舎にこられた。残りの3レース、1-1-1でも取らないと気がおさまらない。
・・・・ 2目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第五レース 南風
やや下スタ。ポートアプローチで1分ほど前に並び、下一でスタート。ブローは一面に見えて左右どちらの海面が有利か決めづらい。先週の高知大とのレース練習でこのような南風では、左海面が有利であったので、まずは左を伸ばす。始めは左へ行き中盤から右に伸ばした松大の村上さんがトップで上マークを回航。31は結局ポートで上にアプローチするが、右にいった艇にも何艇か前をきられる。すごく、左が有利という訳ではなさそうだ、とこの時クルーと話す。5位で上マークを回航。75はトップ争いをしている。下マークまで順位は変わらず。やはり、この時左海面が有利という確信が持てなかった。トップの村上さんが一週目途中から右にいっていたので、同じような進路を取る。しかし、ここで風が左にまわる。一瞬で後続艇に抜かれて順位後退。結局フィニッシュはこれが効いて8位。次こそは絶対に左だ!とクルーの真琴っちゃんと確認。75は全日に一歩近ずく2位。Joは9位。再び3艇がシングルに入る。やはり徳大スナイプは微風向きのようだ。
第六レース 南風 3〜4m/s
風向は180°前後の微風。いつもどおりの高知の海面に戻った。まさに先週高知大とのレース練でぶっちぎった時のコンデションである。海面の答えを知っているならば、後は実行するのみ。やはりやや下スタ。ポートでアプローチして下ニからでるがゼネリコ。今大会のスナイプのゼネリコは初めて。気を取り直して、再びスタート。下一のジャストスタートが決まる。加速もまあまあ。頭を出した状態でひたすら左海面に伸ばす。他の艇はどんどんポートに返していく。しかし、唯一松大の村上さんが付いて来る。予定どおりポートのレイライン近くまできたとこで、タック。やはりこの後上マークまでは、風は左に振れ続けて、リフトが続く。艇速の伸びも良い。右海面のフリートはオンセンターであるがこちらは軽い上上。そのまま上をトップで回航。上1は去年の個戦最終レース以来だ。だんだん気持ちが高まる。同じく左に突っ込んだ松大艇(村上さん)が4艇身差ほどで回航。3位以下は大きく離している。下マークまではそのまま。高知に来て以来31のフリーの艇速はなかなか調子が良い。ニ上までは2位艇、3位艇の動きを見ながらカバーリングの安全策。2位艇は途中より右海面に大きく伸ばす。3番目とはリードがかなりあったが、こちらが下マーク回航後より31が一週目に通った左に突っ込むコースを取ったので、一発逆転の可能性がある。だから、完全には2番艇をカバーできず、中ほどをとうる。2位艇がレイラインに乗り、ポートでアプローチする31と上マーク4艇身ほど手前でミートしそう。一瞬は前をきれないようにも見えたが、ここでやはり風は左に振れ、結果は5艇身ほど余裕を持ってマークを回航。そくジャイブで下に向かってランニング。2位艇も後を着いて来て、かぶせられそうになったので、ジャイブする。後はランニングの艇速勝負。結構微風のランニングに関して艇速が良いので抜かれない自信があった。下マーク回航の時には、8艇身ほど離してほぼ安全圏。十分すぎるくらい慎重に下マーク回航のジャイブを行い、後はフィニッシュラインに向かう。「やはり左だ」と真琴さんと話ながらフィニシュ。しばらく、ピンを取ったという実感が湧いてこなかったが、やっと昨日のうっ憤が少し晴れる。75はこの大会初めて崩して14位。うーん。これは苦しくなったかなぁ。Joは8位。
第七レース 南風 3〜4m/s
コンデションは前のレースとほとんど変わっていない。左突っ込みコースが有利なのを確信もてたので、再び同じプランで行く事にする。これを気づいているのは、徳大艇は当然だが、他大学はまだ数艇ほどであろう。ピンの余韻のせいか、このレースはどの艇にも負ける気がしない。スタートラインは再びやや下スタ。この大会中ほとんどやっているように、ポートアプローチで一分前にタックしてラインに並ぶ。場所は今回も下一。しかし、何故かクルーの20秒前のカウントを10秒前と勘違いして加速んに入ってしまう。やはり冷静さがかけていたと思う。当然はやすぎてラインをオーバーしそうになったので、おろして粘ると、アウター船と接触しそうになる。もうこうなると事態は最悪。完全なスタートの失敗である。風位を向いた状態になり下ろせば、アウター船に接触、タックすれば次々くるスターボ艇にぶつかる。なんとか接触だけは避ける事に成功。5艇ほどやりすごした後に止まったとこからタックして、なんとかスタート。もうこうなってはしかたがないので、有利とわかっている左海面にどこよりも、突っ込む。やはりこれは今回も正解のようで、上マークで4位まで順位をあげる。さすがに前のレースで左海面に気づいたとこは抜かせない。那須さんは全日の座をかけて、植木さん(松大)と1、2争いをしている。その次は松山大の奈須さん(29007)。やはり上位陣は前のレースからの情報で、次は海面をはずさない。サイド-下は順位変わらず。31は、前の3艇を距離的に抜かす事は無理と思われたので、後続艇に抜かれないよう専念する。二上回航後のフリーで後につける愛媛大2艇に抜かれるかと思う時もあったが、やはり31のランニングの艇速は良かった。結局この順位を守り、最後は3艇身ほど割合余裕をもってフィニシュ。75(那須さん)はフリー勝負で抜かれ3位。Joは10位。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レ |
ース終了後、もしかしたら75が全日枠の2位以内に入っているのでは、と思われたがおしくも4位。全日まではたったの4ポイント差。やはり、75が唯一崩した第6レースが効いている。うちの31の総合成績は7位。初日の12-12-5-10が悪すぎた。全日にいくためには、オールシングルでないといけないようだ。2日目の成績をみれば31は8-1-4の13ポイントで、優勝した村上さん(松大)の1-2-9の12ポイントに続き2番目なのだが・・。このレースは7Rトータルで安定した成績を取らなければ勝てないという、難しくも、またこれが面白さでもある。徳大スナイプの総合順位は最後の最後で愛媛大を一点差の逆転!2位に入る。1位は完全優勝の松山大。個人でも1-2-3である。強すぎる。
28431の自己評価。風力別に考える。強風(1R,2R)は12-12、中風(4R)は10、微風(3R、5R、6R、7R)は5-8-1-4。これを見ると明らかに強風が悪くて、微風が良かったのがわかる。原因としては、4月から、ずーと今年は微風ばかりで強風の練習ができていなかったのと、ニューセールを使って強風で走ったのはレースが初めてであった。今考えると、強風時にカニンガムやアウトホールを引きすぎて、パワーダウンしすぎていたと思う。他がフルハイクのときにうちの艇はまだそこまでいっていなかった。強風のタックはかなりミスが多かった。それに対し3m以下の微風はやはり調子が良い。結果もでて、今後の自信となった。微風で良くなったのは、ここ数ヶ月の練習でひたすら微風が続いていたとう事と、あとニューセールになったという事が大きい。さらには、一週間前から会場の高知に入り、ある程度微風時の海面の状況を知っていたのが2日目に効いた。次はクロス。微風時は他大学と差を感じなかったが、ある程度吹くと明らかにポートの上り角が悪い。今後の課題である。続いてフリー。ランニングは他艇よりも艇速があった。これは31のチューニングが高知の波高の海面に偶然あっていたのだろうか。ランニングで抜く事はなかったが、引き離す事は何度かできた。マストを変えニュウセールにしてからのチューニングが「微風向きになっているならば、ランニングの艇速良く、その分クロスの上り角を犠牲にしている」と説明できると思う。前の31の状態がこれとまったく逆であった。75は、クロスは良かったが、フリーの艇速が悪かったらしい。ランニングで艇速があったので、前半である程度良い順位にはいれば、それをキープするのはやりやすかった。リーチングは技術不足がでまくった。一日目にここで結構順位を落とした。アビームは愛媛大が、特に隅田さんが速かった。徳大もJo(スキッパー市川)のアビームが速い。女の子スキッパーはリーチングが速い、という噂を聞いた事がある。どこが違うのだろう(この議論はのちほどに・・)。今回も3RでJoはコース短縮となった2上までのリーチングで一気に前にでて、見事2位になっている。最後にスタート。やはり、ヨット競技は、スタートの良し悪しが最終的な順位にものすごく大きく影響する。今回もスタートで失敗するとまず上位には入れない。スタートで上位、中位、下位のグループが決定してしまい、その中で順位変動があったとしても、グループを抜け出す事は難しい。またスタートが良く上位集団に入れば、下に落ちる事はほとんど無かった。今回の高知インカレはショートコースが多かったので、さらにこの傾向は強かった。前レースやや下スタであったが、スナイプは上から流す艇が多くて、下からでるのがやりやすかった。真琴っちゃんのレグ引きは今回ほとんどはずれがなく(唯一5Rのニ上はミス)、リードしてからのカバーリングは完璧であった。要するに、スタートが良くなかったのがそのまま順位につながっている。結論として、次の団体戦までにすべき事は、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・スタートとリーチングの徹底した練習
・強風も対応できるチューニング及び強風での走り
・さらなる微風での走りの研究
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
団体戦で全日にいけるのは一位の大学のみ。今回スナイプ団体1位の松山大学との差は43点。とてつもなく大きいが、決して逆転不可能ではないと思う。決戦は2ヶ月後の高松大的場!全日に行って同志社や立命館などのトップクラスのスナイプと走ってみたい、という気持ちが日増しに高まる今日この頃。
終わり