■■ 徒然書 ■■  2003年

  1月  
 

■2003年1月31日 (金):分散型発電

図書館で「マイクロパワー革命」(柏木孝夫 /橋本尚人)というのを読んだ。IT革命の次は燃料電池や太陽光発電による分散型発電でマイクロパワー革命を起こそうという本。燃料電池の仕組みと現状について詳しく書かれていた。燃料電池で発電する時にでる80℃ほど温水を使用すれば、なんと80%近くの効率にあるらしい。こいつは凄い。


■2003年1月30日 (木):大渋滞

雪は少し残り、朝はこの冬一番の寒さだとニュースで言っていたが、昼間は少し寒さが和らいだ。昨日は夕方から氷点下になり昼間溶けた雪のせいで、道路はバリバリの凍結状態。徳島は南国ゆえにみんな普通のタイヤしか持ってないので、道路は大渋滞。それも半端になく。徳島にきて5年目になるが、ここまで渋滞したのは初めてみた。一番混んだピーク時は、ほとんど止まった状態で、100m進むのに2時間かかったという話も。ある意味「交通パニック」状態だった。徳島はただでさえ車社会である上、道路凍結なんて年に数回だからこういう事が起こる。自分の車のタイヤを凍結路面対策しても、他の車がノロノロで走るから意味がないんだとか。救急車がやたらと走り回っていた晩だった。あんな混んで、幹線道路が一本やったら、救急車も進めないだろうな。てーへんだ。


■2003年1月29日 (水):科学

「科学の急速な進歩で、世界はほとんど研究されつくされて、新発見なんてなかなかできないものだ」。今から考えると、大学の研究室に入るまではそう思っていた気がする。しかし、専門の世界に入ってみると、実はまだ「わかっていない事だらけ」なのである。新しい事が見つかると、また新たな疑問がその10倍くらいでてきている。何故「研究の余地が少ない」と思っていたかを考えてみると、どうやら小学校〜高校までの「理科」の教え方が原因のように思う。習う事はすべて解明された内容がほとんどで、その原理を覚えさすのが目的になっている。いわゆる暗記。「何故だろうと」考え、謎解きが科学の面白さと思うが、その部分が今の日本教育では少ないか、ほとんどない。受験勉強が目的ではまったくない。学年があがるにつれて理科(物理、化学、生物)の人気は下がっていくらしい。これは教える先生にも問題があるように思う。何故か。先生自体も大学をでるまでに「日本式理科教育」が基になったシステム出身だからだ。企業や大学にいる最先端の研究者が小学生から高校生に、自分がやっている専門分野の話で授業したら、教える方もその道のプロだから根本的なところから「面白く、わかりやすく」説明できるし、生徒の方も「世の中はわかっていないことだらけ。だからそれに挑戦する科学は面白い」という事が自然にわかるのではないだろうか。「ゆとり教育」とやらを目指すより、interest education「面白い教育」でいこう!
という事をふと思った。今日は朝から雪が降り続いて非常〜に寒い。最高気温1℃、最低気温-1℃。ほとんど差がないな。


■2003年1月28日 (火):ゾル-ゲル法

N化学工業の人が光応用にきて会社説明があった。会社の人の話を聞くのは今回が始めて。ゾル-ゲル法を使っている部門があり、まさにgonnの専門分野。エントリーしよう。2月はセミナーの予定がいっぱいになりそうだ。


■2003年1月27日 (月):ピッザ

実家でパンを作る時の生地をピザ用に伸ばしもらっていて、そいつを冷凍したものがあった。チーズやピーマン、ソーセージ、マッシュルームなど具材を買ってきて、うちの電子オーブンで焼く。パリパリしてなかなか美味しいピザができた。イタリア人はこんなピザやスパゲッティーをワインを飲みながら毎日食っているんかいな。讃岐の人が三食うどんを食っているように。

 

ピザ



■2003年1月26日 (日):お好焼き

具をたくさん入れたお好焼き。豚肉、ネギ、餅、焼きソバ、キャベツ、紅ショウガ、乾燥海老。餅をたくさん入れたので、すごくモチモチになりいつもと食感が違った。

 

お好焼き



■2003年1月25日 (土):中間発表2

昼1時から、四年生の中間発表2回目。さすがにみんな前回より発表が良くなっている。プレゼン練習を大学の1回生から取り入れたら、学生の力がかなり付くだろうな。今の学生はこのような講義を期待しているのではないだろうか。


■2003年1月24日 (金):就職活動

2月が近づくにつれて、就職活動もだんだん活発化してきそうな気配。毎日就職サイト(リクナビ、毎日ナビ)は研究室にきたらチェックするし、企業からの返信も日に1〜2通のメールがくる。エントリーシートの提出も溜まってきた。


■2003年1月23日 (木):レポート

後期授業も終わりに近づいてきたので、レポートの課題が多くなる。大学院は最後に試験を課す講義は少なく、大抵はレポート提出。エントリーシート、講義のレポート、その他もろもろとやらないかん事が常に溜まっている気がする。


■2003年1月22日 (水):追いコン

2社エントリー。夜は、ヨット部の「追いコン」。今年の卒部する4年生は8人。一次会は居酒屋「日本一」。追いコンでは4年生の仮装が恒例行事になっている。4年間ヨット部で培ってきた力を最後に発揮するのがこの仮装だ!(ホンマか?)。今年も面白いのが見れた。2次会は「菜食市場」。三次会はカラオケ「きんこんカン」。ここでお開きではあったが、その後12人ほどが、クラコンへ。マスターが卒業して徳島を離れるからこの「クラコン」も閉店が近づいている。久々に5時帰り。


■2003年1月21日 (火):業界

5社エントリー。業界を絞りすぎているせいだろうか。理系のせいもあるかな。まだエントリー数は少ない方らしいい。だいたい世間一般では平均40社くらいエントリーしているらしい。エントリー会社一覧をみると、電気系、化学系、エネルギー系といったところ。就職活動をして会社を色々調べていると、当然ながら会社の名前に詳しくなっていくのがわかる。


■2003年1月20日 (月):私学

先週風邪で休んだ家庭教師の振り替え日。センター試験が終わったから、今度は私学の試験がせまっているようだ。


■2003年1月19日 (日):エントリー

次世代事業の研究項目に「色素増感型太陽電池」と「燃料電池部材」「光触媒繊維」をかかげている化学会社を見つけて、1社エントリー。どうやら色素増感型太陽電池は現在30社ほどが開発研究を進めているらしい。


■2003年1月18日 (土):阿波一

風邪の症状もある程度落ち着いたので、久々に「阿波一」へ徳島ラーメンを食いに行く。ここの焼豚が好きだ。人気がある店で、行った時も満員状態だった。食後は大学へ。今日はセンター試験一日目。大学の入り口で学生証を見せると中に入れるのだが、試験官の人に「なるべく試験期間中はこんといて」と言われた。エントリーする会社の数を増やすべく、色々調べて、2社エントリーする。


■2003年1月17日 (金):熱

風邪のため大学には行かず、一日中家でおとなしくする。熱は下がったり、上がったり。


■2003年1月16日 (木):風邪

研究室では、年明けから風邪が大流行していた。狭い空間にたくさん人がいるから、風邪がはやると大流行するのがいつものパターン。風邪のウイルスは人に伝れば伝るほど強力になっていくらしので、どうせ感染するなら早い方がいい。なんか頭が痛いなぁと思いながら、家に帰って今晩の家庭教師どうしようかと体温計を使ったら、38℃。そら頭がふらつく訳だ。バイトはお休みにして即寝る。風邪ひいたーと思うと症状も悪化するようだ。


■2003年1月15日 (水):飲み

夜、4年生とM2は卒論修論で頑張っている中、研究室を抜け出し、M1の5人で飲みに行く。場所は大学近くの居酒屋「串八」。3時間ほど飲んでしゃべった。


■2003年1月14日 (火):仕事始め

HAPPYの今年初のバイト。すごく久し振りな気がした。今年で五年目になった。ししかし、全然入ってないだけあって、給料は全然あがっていない。


■2003年1月13日 (月):成人の日

最近の成人式はかつてほど騒動が起こらなくなっているらしい。映画館に「ハリーポッター2」を観に行く。1は面白かったが、2は期待したほどではなかった。同じ映画館でやっていた「ギャングオブニューヨーク」を観たいな。


■2003年1月12日 (日):温泉

自転車で「あいあい温泉」へ。全長1kmある吉野川大橋を渡って行くのだが、橋を渡ってからは温泉まで思ったより早く着いた。家から20分くらいかな。いつもどおり「あいあい温泉」は大人気。これだけ人気があるのなら、近くにもう一つ温泉を掘って施設を作っても商売やっていけるだろう。いっそ温泉街にしてしまってもええのとちゃうだろうか。


■2003年1月11日 (土):早稲田

ラグビーの大学選手権は関東学院の3連覇を早稲田が阻止して13年ぶりの優勝。この試合はみることができなかったけど、最近のラグビーの試合は見ていてスピードがあり面白い。「展開ラグビー」と言われている。明治が強かった頃はFWでごろごり押し、BKはひたすらハイパントで見ている方はあまり面白くなかった。社会人は来年からトップリーグという新しいスタイルになる。ラグビーはやっても面白いが、観るのも面白いスポーツだから、成功するとは思う。ヨーロッパの5カ国対抗ラグビーみたいなアジアリーグを作ったり、日本でラグビーのワールドカップ開催というのも目指しているらしい。オリンピック種目にも採用されたら面白い事になるだろう。


■2003年1月10日 (金):ミラー

中日にミラーという大物大リーガーがやってくる。実績は大なので4番で活躍したら、役者が揃った中日はかなり強くなりろそうだ。大砲不在が昨年中日が優勝争いに加われなかった一番の原因だ。大砲と言えば、山崎がオリックスにトレードになった。ホームラン王のタイトルを取ったこともあるし、中日の生え抜き和製大砲として活躍を期待しておたのだがなぁ〜。チームの顔でもあったし、ドラファンといしてはちと残念。捕手の鈴木も近鉄に行く事が決まった。


■2003年1月9日 (木):家庭教師

今年初の家庭教師。受験シーズンはもう少し。教えながら、ふと就職活動と受験のイメージが重なった。なんだかな〜。また同じような状況がやってきた。


■2003年1月8日 (水):就職活動

最近めちゃ寒かったが続いたが、今日はちょい穏やかだった。研究室は卒研・修論提出期限が1ヶ月を切っているということもあり、みなさん(4年、M2)がんばっている。M1は就職活動の本を買ってくる人があったり、話題も自然と就職活動の話が多くなる。電気・電子系は2、3月ぐらいが一番活動が忙しくなりそうだ。


■2003年1月7日 (火):花園

全国高校ラグビーの決勝戦。結局は予想どおり啓光学園が東福岡を破って2連覇。大会前の前評判はそこまで高くはなかったのだが、さすがである。昨年は決勝で大差であったが26-20と接戦の決勝だった。浦和レッズの福田が引退。元得点王。井原も引退したし、Jリーグ発足時以来レギュラーでバリバリにやっているのは、ジュビロ磐田の中山雅史くらいではなかろうか。産業界ではミノルタとコニカが合併。消費税の引き上げという話もちらほら。先行き不安な話だなあ。


■2003年1月6日 (月):融雪

昨日積もった雪もだいたい融けてたが、まだところどころに残っている。気温は寒波の影響で凄く低く非常に寒い。大学の休み明けは水曜日かららしいが、昼から研究室へ。修論・総論の時期が迫っているので研究室はそれなりに人がいる。就職活動のメールやHPをチェック。


■2003年1月5日 (日):積雪

朝起きるとどうも外が騒がしい。他の部屋からの音は全然聞こえない部屋なのだが、道路からの声はよく聞こえる。どうやら、雪が外に積もって、大学生が雪でなんかしてわいわいやっているようだった。窓を開けてみると、外は一面雪。徳島で雪が積もるのは年に1回あるかないかなので、めずらしい光景だ。

 

めずらしい雪景色

空気もスキー場のようにひんやりしている。京都の時もあまり雪が積もらなかったので、こういう光景になるとウキウキする。台風が接近した時の心境にも似ているかも。
昼から高校ラグビーのテレビ観戦。準決勝の伏見工業-東福岡。もちろん「信は力なり」の伏見工業を応援していたのだが、これまでの試合と違いミスを多発。惜しい場面が何度もあるのだが、ことごとく反則を取られてしまう。気温が低いせいか?前回で国学院久我山に初勝利して気が緩んでいるのか?これまでの試合の疲れか?結局、10-17という僅差で敗れた。うーむ残念。京都パープルサンガに続く京都勢の優勝は見られなかったか。決勝は去年と同じ顔触れで、東福岡-啓光。これまでの試合を見た限りでは、やはり啓光の優勝が堅いだろう。


■2003年1月4日 (土):ジュンク堂

徳島へ帰る。途中、三宮のジュンク堂で2時間ほど立ち読みをして、3冊本を買う。「戦争中毒」(合同出版)という本は衝撃的でまた面白く、高速バスが三宮から徳島に着く間に読んでしまった。うーむ、そうだったのか。徳島に着き、夜中大学へ行こうとしたら、大粒の雪がドカドカ降りだす。あまりの吹雪で途中のサンクスまで行き買い物した後、大学行きは断念して家に引き返す。この分だと明日は交通機関が乱れそうだ。今日帰っておいて良かったっす。


■2003年1月3日 (金):ライスボウル

正月はスポーツのテレビ観戦が楽しい。朝から雪の中箱根駅伝の中継をやっていたがこちらは興味無し。今日は東京ドームで行われるアメリカンフットボールの「ライスボウル」が楽しみだった。甲子園ボウルで勝った学生代表と社会人代表が対決し日本一を決める試合だ。今回は立命館パンサーズv.sシーガルズ。パンサーズは学生史上最強のチームという前評判で、関西リーグ、甲子園ボウルを圧倒的な強さで勝ってきた。去年、関学との試合を西宮スタジアムで見てきた。攻撃ではリッツガンというショットガンが冴え、守備もまた鉄壁を誇る。前半は両チームともディフェンスが強く中々得点が入らずロースコアーの試合が続く。しかし、後半は前評判どうりのパンサーズの強さがでて連続タッチダウン。予想以上の差がついて学生の勝利。これで学生対社会人の対戦成績が5分になったらしい。ラグビーでは、圧倒的に社会人が強いのとは違うな。アメリカではアメフトのNFLがプロスポーツの中で一番人気なのだから、日本でもプロ化したら思しろいのではないだろうか。アメフトは観戦がとても面白い。


■2003年1月2日 (木):、竹の郷温泉

京都市西京区の洛西ニュータウンに新しくできた「竹の郷温泉」に行く。実家から車で15分くらいのとこにある。正月なので人がいっぱいであったが、施設がとても広かった。45℃くらいの湯が大量に湧き出ているらしい。正月料金なので1000円だったが、平日なら800円。どこかの温泉に旅行で行って入る費用を考えたら、めちゃ安い。ええものができたものだ。


■2003年1月1日 (水):サンガ初タイトル

サッカー天皇杯の決勝。京都パープルサンガv.s鹿島アントラーズ。「実力」の王者鹿島に「勢い」の挑戦者京都が初タイトルを賭けて挑むといったかんじ。前半は京都が攻めるものの鹿島が一発のチャンスをものにして先制。あーあ、やはりこのまま予想通りの結果になっちまうのか、と思いきや、オランダ移籍が決まっている韓国代表の朴智星(パクチソン)がヘディングシュートを決め同点!さらに後半、見事な連係パスでゴール前まで運びシューート!逆転でそのままパープルサンガが天皇杯を奪取!こりゃ新年そうそうええものが見れた。今年は王者が敗れる年か?この分なら中日ドラゴンズも期待できるぞ(関係ないって?)。それにしても、パープルサンガは2年前にJ2落ちしていたし、何と選手の平均年齢は23歳!若返りの勝利か。

写真は、母が作った我が家の今年のお節料理と雑煮。夕方から母方の親戚がうちに集まり恒例の新年会。今年はカキ鍋とタコ焼がメニュー。

2003年は大学院2年目で、またいよいよ学生最後の年。就職もすんなり決まればええんだがな。今年のテーマは「光工学」!

 

お節料理



 [裏白南風]


 

 

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