■■ 徒然書 ■■  2005年

  1月  
 

■2005年01月30日(Sun):ヴィタール

とりあえず、京都シネマへ。映画館に着いてから「何を観るか」を決めることにした。京都シネマは、メインで3本やっていて、その中から選ぶ。そんで、「肉体と記憶をめぐる壮大な愛の物語」という塚本晋也監督の『ヴィタール』を観ることにした。「医学生の解剖実習」がメインテーマ。主演は浅野忠信。クールな役者だ。今度見ようと思っている『茶の味』にもでているようだ。解剖実習だけあって、殺伐とした雰囲気。大学のヨット部ににも医学部の人達がおったのだが、皆こういうのを経験しているのか。一般受けするものでなく、芸術的な映像の映画だ。ヒロインの柄本奈美(バレリーナ)の現代ダンス。主人公がフラッシュバックする世界。自分としては、最後まで、あんまり入りこめなかったが、最後のヒロインの一言は効いた。評論にもあったが、「映画はラスト1シーンのために作られる」らしい。エンディングテーマ曲はCoccoの「blue bird」。


■2005年01月29日(Sat):カンフーハッスル

最近、土曜日の午前はたっぷり寝ることにしてる。「起こさないでね」と言って。こいうとこは、社会人らしいな。午後は、休日出勤して、測定を2時間ばかり。こんなとこは、大学の研究室みたいだな。そのまま、四条河原町のMOVIX京都に直行。今年8本目の映画『カンフーハッスル』を観る。「ありえね〜」という前評判で、結構期待していった。脚本、主演、監督のチャウ・シンチーは42才。まさに、「ありえねぇ〜」というCG使いまくりのコメディーカンフー映画。爆笑シーンも結構あったのだが、見終わった後の余韻はいまいち。評価は3。最近、感動作品の「あたり」が続いていたからな。


■2005年01月23日(Sun):パッチギ!

今日は、映画『パッチギ!』を観てきた。場所は、京都MOVIX。昼からの上映に行ったのだが、一個前で、舞台挨拶があったようで、ちょうど監督と主人公が帰るとこに出くわした。人だかりができて、皆携帯で写真をとっていた。先週の「北の零年」に続き、座席は前から2列目。こりゃ、画面でかくて迫力あるわい。映画の内容は、1968年の京都が舞台の青春映画。この頃の古い京都の映像の中でストーリーが展開するが、どうやって撮影したんやろ?登場人物がしゃべる京都弁もええかんじやった。また、「イムジン河」っていう曲がめちゃ印象に残った。サントラがほしいな。「熱い」の青春だ!面白い映画を観ると元気がでてくる。


■2005年01月16日(Sun):北の零年

今日は「映画を観たい気分」だったので、観にいく。最近、しょっちゅうそんな気分だな。何にいくか迷ったが、邦画優先ということで『北の零年』を観にく。場所は、MOVIX京都。昨日から公開され、「大作」との呼び名が高いだけあって、ほぼ満員。ぎりぎりに行ったので、前から2列目だった。ちなみに、MOVIX京都は、全席座席指定だ。実は、そんなに期待して観に行ったわけではなかったのだが、観終わってすごく満足した。明治初期の北海道開拓の話。創作費15億円かけたそうで、北海道を舞台にスケールがでかい。5ヶ所くらいで感動した。最近、涙腺が弱くなっているせいか、映画ですぐに感動してしまう。現実世界でもそうなったりして。豊川悦治、ええ声してるな。渡辺謙、「ラストサムライ」を彷彿させる。主演の吉永小百合は映画出演111本目だそうだ。こりゃ、すごい。監督は、「世界の中心で、愛をさけぶ」をつくった行定勲。いつも、ちょい役の阿部サダヲが気になる。朝ドラ『てるてる家族』の石原さとみも子役でいいかんじだった。こうみると、キャスティングも凄いな。やはりこれは、大作だ〜。

昨年からちょいちょい読み続けていた『隣りの成果主義』(溝上憲文)を読み終えた。最近話題の「成果主義」の実情を知るには、『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(城繁幸)ととこにこれが必読ですぞ。


■2005年01月10日(Mon):ロード88

昨日は、四国へ日帰りで行って思い出に浸ってきたが、今日は四国の映画を見てきた。『ロード88〜出会い路、四国へ』。場所は四条烏丸に最近新しくできた「京都シネマ」。白血病の女の子が四国88ヶ所をまわるという話。スタート地点は、徳島駅前のSOGO前。主演の村川絵梨がええ演技してた。最後は感動!やっぱ、四国はえーでよ。挿入歌『夢は夢のままで』(古瀬陽子)も良かった。そのまま気分よく、映画をハシゴ。『スーパーサイズ・ミー』をみる。話題作だけあって、満席。こっちは、感動作ではなく、ドキュメンタリー。映画監督本人がマクドナルドだけを1ヶ月間食い続けてどうなるか、という内容。最近は、スターバックスなど珈琲屋にはよく行くが(誰の影響だ?)、ファーストフードはほとんどいってない。この映画をみて、ますますマクドとは縁遠くなりそうだ。2005年に入り、観た映画は、はや4本。飛ばしすぎか?いや、そんなことはない。がんがんいけ。予告みてたら、どんどん観たい映画が増えてくる。


■2005年01月09日(Sun):讃岐うどん

会社の同期とレンタカーをかりて「四国グルメ日帰りツアー」。まず、徳島市の「阿波屋」で久しぶりの徳島ラーメンを食い、元バイト先にいきなり顔を出して驚かせ、香川へ。鳴門の山に霧がかかっていた。そういえば、6年程前、クラブ紹介の後、拉致られカルタスで初めて「びんび家」に行ったときも、ここはこのような霧だった。雨かと思いきやすぐ雪に変わった。カーナビに頼って、香川の「当たり屋」で讃岐うどんを食う。パチンコ屋の駐車場というわかりにくい場所にあるうどん屋だ。くるのは、2回目。前回は「ざるうどん」を食ったが、今回は「あつあつ」。ザルより少しコシが落ちるな。2軒目は「大円」に行こうとしたが、アホカーナビでは場所がわからず。四国村の上にある屋島へ。平氏と源氏の「屋島、檀ノ浦の合戦」があったという歴史的な場所らしい。ヨットのインカレで高松ヨットハーバーに何回かきたが、この屋島の台形が気になっていた。ここの台地の上にあがったのは初めて。高松市内が一望できる絶景だ。「かわら投げ」というのがあって、200円で瓦せんべいみたいな瓦を10枚買って、一枚ずつ、街に向かっておもいっきり投げる。厄除けらしい。何回か投げたあと、コツをつかむと強風の中、風にのって遠くに飛んでいったのには、すっきりした。いいこと起こるのかな?ハラがいっぱいだったので、四国村にあるうどん屋「わら家」にはよらず。11号線をひた走り鳴門へ。艇庫による。日も沈みかけの夕方。シーズンオフの日曜日だけあって、誰もいなかった。そらそうか。HPでみたとうり、艇庫まわりの地形がだいぶ変わっていた。レスキュー艇「TUYC」もさびしそうに停泊してあったが(オフ中はベラビスタ行きではなかったっけ?台風のせい?)、ほやほやの新艇だけあって相変わらずきれいだ。ちょい思い出に浸ったあと、鳴門市内の「海鮮市場」へ。しかし、店自体がなかった。あれ?しゃーないので、「びんび家」へ。相変わらず大繁盛している。社会人らしく、ちょいリッチにということで、刺身盛り合わせ2人前(3000円)、天婦羅盛り合わせ(1800円)、わかめいっぱい味噌汁、ご飯を頼んだ。あわびは「3000円ぐらいでっせ」というのを聞いて、今回はやめた(まだまだ甘いな)。久々の四国に満足して、帰路へ。10時ごろ帰宅。やっぱ、四国はえーな。もう一度四国で生活したい気もする。ベンチャーか・・。


■2005年01月04日(Tue):本田宗一郎と井深大展

今日から会社が始まる。しかし、有休をとっているのでもう一日冬休み。昼から、梅田ステラホールで開催されている「本田宗一郎と井深大展」に行ってきた。世界のHONDAとSONYをつくった二人だ。二人の生い立ちからの解説パネルと、開発品、映像がある。熱い、熱すぎる人生だ!ベンチャーそのものではないか。一研究者のはしくれとして、ちょいやる気がでてきた。


■2005年01月03日(Mon):ライスボウル

のんびり休養正月も3日目。どうも、まだ疲れが抜けきってないようだ。頭痛あり。昼寝してて、ちゅうと半端に起こされると、さらに気分がよろしくない。昼飯に、昨日高島屋で買ってきたベーグルを食べる。焼き直して食べると、モチモチ、パリパリで美味かった。

午後は、2時からライスボウルをテレビで観戦。アメリカンフットボールの社会人と学生の日本一決定戦で、場所は東京ドーム。今年は、松下電工インパルスと立命館パンサーズの対戦。立命館のいいとこがあまりなく、インパルスの勝利。パンサーズ木下のリターン・タッチダウンの独走が見ごたえあった。彼は、今年の学生MVPと甲子園MVPでもあったらしい。

夕飯後、「麻雀しよう」という声がどこともなく上がり、大晦日に続き、今年初「家族麻雀」。おみくじで「凶」をひいただけあって、前半は散々。はこりかけたが、そこから2連勝してちょい盛り返し。結局3位で終わった。やっぱ今年は、勝負ごとはあかんのかなぁ。大学同研究室のAさんは3年連続「凶」だったらしい。世の中、そんな人もおるんだな。所詮、神はあてにならんさ!(と強がってみる・・)。


■2005年01月02日(Sun):初詣

彼女と初詣に行ってきた。今年は、平安神宮。四条河原町から、歩いていった。一年の願い事をして、おみくじをひいいたら・・・なんと「凶」。なんじゃーそらー。せっかくやる気なってたのに!勝負事、負ける、らしい。あかんやん。ライバル企業にかたれへんやん。社会人2年目にして「勝負の年」やのに、かなわんなぁ〜。昼飯は、三条京阪のとこにある「山頭火」で塩ラーメン(750円)を食った。ちぢれ麺のあっさり甘いスープでまぁまぁ美味かった。今度は、ここの醤油ラーメンを食ってみたい。

夜は、映画「北京ヴァイオリン」をみる。レンタルDVDでみたのだが、我家でDVDをみるのは初めて。デジタル家電の新三種の神器は「薄型テレビ、DVD、デジタルカメラ」で、あと手にしてないのは、薄型テレビだ。これは今、プラズマと液晶が争っているが、すでに次に「有機EL」と「SED」が実用化目前である。この次世代まで待つかな。そんで、今年初映画の方は、感動する父子のええ話。さすが、チェン・カイコー監督。監督自身も、先生役としてでてくる。映画館で見たかった作品だ。今年は、映画を50本観るとすっかな。


■2005年01月01日(Sat):元旦

2005年のはじまり。午後3時ぐらいから、母方の親戚が集まって、恒例の新年会。いとこの子供3人もきた。16人ぐらいの人数なので、家中の椅子を集める。料理は、各自持ち寄りで、うちは母が「鮭のちゃんちゃん焼」、gonnが「鮭のチャンコ鍋」を作った。親戚が16年前に撮ったビデオテープを持ってきた。5月に親類が集まったのを撮影したもので、今は亡きおばあちゃんがしゃべっているのも映っていた。そん中で、自分は小学生。10歳くらいか。後ろ姿が、画面の1/3くらいを占め、映り続けていた。その後10年間に、徳島いって、地元京都の会社に勤めることになるとはなぁ〜。食事の後は、いとこ夫婦と麻雀。麻雀稗は、隣の家で兄貴達が使っていたので、大学のときたまに使っていたカード麻雀を久々に使う。いとこ夫婦は、麻雀初心者でルールを説明しながらゲームした。結構面白かったようで、「明日、麻雀稗を買いにいくか〜」と言っていた。来年も、親戚で麻雀か?自分としては、「モノポリー」がしたいと思ったりして。


 [裏白南風]


 

Copyright 2005 gonn.net All Right Reserved