徳大ヨット部日誌 11月/2000年

2000年のヨット部の活動も後約一ヶ月。がんばっていきましょい。

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11月4日(土) 晴

晴れて、絶好のヨット日和。しかし、私用のため
ヨットの練習にはいっていません。少しベタりぎ
みやったらしい。
 
    淡路島本福寺

11月5日(日) 晴

  2年生四人が「四級船舶」の免許を取りにいっているのと、蔵本の医学系の部員が学園祭のためこれなくて、参加人数が少なく12人。
午前はスナイプ二艇、470二艇が出艇。上下のマークを打ってラウンディングをするが、マーク間の距離が短かったので、スナイプはマークの回航はせず、また風も振れまくっていたので、二艇で帆走をする。風は二人がフルハイクの一歩手前ぐらい。31でずーと、伊原(2年)にスキッパーを教える。スキッパー入門。指摘するところは山ほどある。しゃべり続けて喉がかれた。12半着艇。
 昼飯はカレーライス(当番:鰹、ぱいぱい)。辛めであった。13時半に出艇。レスキューが、上サイド下のマークを打ってから、「一分回し」というスタ練。これは、スタート時の「アプローチ→ストップ→加速→スタートを自分のタイミングで練習する」というもので、レスキューが一分間隔でフォーンをならし、これを使い各艇がスタート時間を決めてスタートする。30分これを行なった後、「上サイド下一周」のレース練を三本行なった。スナイプは31(鰹、パイパイ:一年)と75(加堂、武田:2年)という、一年対二年のマッチレースとなった。結果は31の3連勝!スタートはどれも75がリードしたはずであったが、上マーク回航の時は31に抜かれていた。下克上の到来か。
 片付けは人数が少ない割には、はやく済んだ。やはり、はやく終わるかどうかは、みんなの気持ちの持ちようである。6時半過ぎに艇庫をでる。夕飯は「料理大学」。帰宅後、少しだけ寝るはずが、起きたらもう朝であった。


11月8日(水) 陸トレ

18時に城山に集合してランニング。徳島城跡の周りを2週。今日から天気予報通り、気温が下がって、風も強く寒い。快調に2周走り終えて、全員揃うのをまっていたら、なかなか伊原(2年)が帰ってこない。「事件にまきこまれたのでは」や「通行人をはねたんちゃうか」など、憶測が飛び交った。結局、高木が自転車で捜しにいったら、5週目を走っているエムを発見した。まだ「ISB」は使っていなかったらしい。その後、学館でインカレの備品をカタログで調べりする。夕飯は「味の里」。ここのハンバーグは美味いっす!

 


11月11日(土) 晴

 朝、艇庫についた時は、風が無く風速計が止まっていた。艤装が終わり、出艇時になると、1〜3mの微風の北風が吹きだす。スナイプは三艇で帆走練習。昼飯は薩摩汁(当番:屁垂、栗)。
 午後、スナイプから出艇していくと、だんだん風が吹き上がる。前線の通過のようだ。初めのうちは、「ええ風や」とテケに強風下での、スキッパーのトリムを教えてズンズン沖へいったら、高波で暴風気味になる。そのままやったら帰れそうになかったので、メインダウン。ジブセールだけで逃げ帰る。しかし、その間にジブの窓が裂けた。さらに、着艇して艇を調べると、31のサイドステーの束ねたワイヤーの一本が切れている。危ない、危ない。去年の今ごろ「75沈没未遂事件」があり、さらにその一年前は、76が浜に打ち上げられている。今回は、チャックとエムの乗るJo(27961)が沈し、なかなか帰ってこなくて心配されたが、無事帰港。沈する時、チャックがブームの上に落ち、「ゴキュ」という音がして、グースネックが取れたらしい。「グースネックが壊れんと、Mが壊れたら良かったのにー」という意見もあったが、まぁ惨事に到らなくって良かった。夕食は、帰る組と「王将」、「タンタン麺」に別れる。


11月12日(日) 

 真琴さんが久々(インカレ以来)に登場。午前は帆走、午後は一分カウントのスタ練の後、レース練。風は中風であるが、波がとても高い。帆走はスナイプ三艇が揃うように練習。インカレ前はなんでもなかった事が、やはり今では難しい。しかし、三艇が合わせ様とだいぶ意識するようになったので、今までよりかは進歩があった。これらの課題である。午後はレスキューで、アンカー打ちをやったのやけど波が高いせいか、なかなかレスキューのアンカーが効かない。三度ほど打ち直しをしたが、やはりながされる。徳島の櫛木はアンカー打つ深さが普50mくらいになるので大変ですわ。普通のとこは10mくらいと聞くから、ここは特殊な環境なんであろう。生け簀ロープの事も考えなあかんし。
 2時半頃西の空がドンヨリしてきて、怪しげな天気になってきたので気象台に携帯電話で問い合わしたところ、「弱い前線の通過」らしい。昨日の事もあるのでかなり弱気。レース練をしだしたころから、風速が上がり始める。470の一艇が、一年同士でのせていたので、そこはスキッパーを2年に交代して帰らせる。75スプレッダーのピンが飛んだとか何とかで帰った。結局今日の前線通過は心配していたほどではなかった。ヨットが着艇している間に、マークやレスキューのアンカー上げを、久し振りにするが、思った以上に疲れた。体力が弱っているのかなぁ。スナイプミーティングでは「帆走の形式の取り決め」をする。後は「フリーの練習」をもっと取り入れなくてはという意見がでた。今年、徳大スナイプはどこが一番弱かったかというと、中風以上のフリー(アビーム)であった。


11月18日(土)

朝、頭が重いがとりあえず行く。艇庫につくと海は白波が立ち、風速計は10m/sを越えている。冬が近ずくと海が荒れる日が多くなる。出艇はしないが、スロープに470とスナイプを2艇ずつ出してマストをたてておく。午前は修理や大野(一年)が持ってきたテレビで、「ハーミッシュ」のビデオを見たりする。昼飯はクリームシチュー(当番:栗、鰹)。ミーティング後、風は15m/sほども吹いており、艇庫を出る。みんなはそのまま、「末広ボール」へ。わたくしは風邪と戦うべく、帰宅して寝た。


11月19日(日)

結局、風邪には負けて一日中寝込む。20時間ほど寝っぱなし。ヨットの方はずーと強風やったらしい。来週は、香川大学と合同練習。


11月24日(金)  「香大到着」

 香大ヨット部が艇庫につくので、コンコンの車で艇庫に向け9時前出発。他はバウとハルの四人。9時40分頃、香大の皆さんが到着。会うのはインカレで懐かしい。新OBの篠原さん(4年スナイプ)も同行で、ビール3ケースと供に到着。艇庫の中の説明や明日の打ち合わせを簡単にした後、徳島市に帰ってくる(艇庫があるのは鳴門です)。櫛木の星空がいつものように、もの凄くきれいかった。後は明日がヨット日和になるのを願うばかり。今後、「定期戦(香徳戦)」や「合同練習」として根づいたらいいのやけどなぁ。明日がそのプロジェクトの第一歩!


11月25日(土) 合同練習@

 艇庫に着くと、最近ではめずらしく風速計が止まっている。とりあえず、「強風で合同練習が中止になる」というのは避けられた。徳大は小松島マリーナに、修理に出している3355を何人かが取りにいっているので、若干いつもよりも人が少ない。香大の人と顔合わせしたあと、クラス別でミーティングして配艇などを決める。その後、船出しして艤装。ここでスナイプの方は色々と問題が発生。フルに5艇だそうとしたのだが、県連艇や県連のレスキューを出す準備などで艤装する人手が三人ほどしかいない。また、艤装面で色々トラブルがありなかなか出艇できなかった。31のスプレッダーのサイドステーを通すところのねじが電食を起こしていて回らない。午前はベタベタやった。午後はまあまあの2〜3mくらいの風が吹く。スタ練をした後、レース練。香大と徳大の走らせ方などいくつかの相違点がわかった。
 夜は、香大のマネジャーさんが用意してくれた鍋。人数が人数だけに鍋が四つでいつものところでは人が入らないので畳のとこで、ふすまをはずす。ビールで乾杯した後食っちゃー飲む。お酒が進んで、またテケラッチョの活躍もあり結構盛り上がった。

まぁ、いろんな事がありまして・・、例えば以下のような。

  ゆかぽんですな、これは。「制服はないかー?」と艇庫をあさると、予想どおりでてきちゃいました。そんで、「うふっ」と、ゆかぽんが着替えて再登場。本人の話では、2日前にも、「なんちゃって女子高生」でカラオケにいったらしい。

10時過ぎに、別れを惜しみながら徳大は艇庫を後にしました。


11月30日(日) 合同練習A

 頭いてー、と飲みすぎた昨日のをひきずったまま艇庫へ。今日は田北さん(4年)が登場。ひさしぶりです。午前はスナイプ5艇、470が4艇。風は昨日に続き微風。スタ練とレース練を行う。微風のせいか、レースでは470とスナイプの差がほとんどつかない。入り乱れて見ていると面白い。スナイプが1、2フィニッシュの時もあった。昼休みにベラビスタからランチャーを持ってきて、香大の人に付けてもらう。ショックコードの予備がなかったので、31からテンションに使っているのを臨時に拝借する。早速午後は、ランチャーを装備した「ベリー(県連艇)」で小西君(香大2年)と出艇。微風の中、ランチャー操作を教えてもらった。徳大は誰もランチャーを知らんから、聞くことはすべて聞いておかなくては・・。基本的なジャイブとトリムはわかった。レース練にも参加。ランチャーの威力発揮!っとまではいかなかったが、新システムはやはり新鮮だ。レース後、高木(2年)-濱村君(香大3年)と交代。彼も濱村君からランチャーシステムを教えてもらう。遅れながらに徳大へ「ランチャー」が導入されたという歴史的な一日であった。

今回の徳大-香大合同練習の反省点
@艇の整備不足
A配艇が下級生と上級生となる場合が多かった。
B徳島ラーメンのうまい店の場所を調べていなかった。

↑合同練習の食事作りの風景。中央が香大のマネージャーさん二人。今回沢山の人数分の食事を作っていただきありがとうございました。とても美味しかったです。


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