ここには、Gonnが好き勝手に書いてます。
従って、ここに書かれた事に関する責任は一切負いません、というのは無責任なので少しだけ負います。でも、弐千札が発行されようが、尾崎豊が生き返ろうが、眉山が噴火しようが、ドラゴンズが3連覇しようが、徳大ヨット部が全日に行こうが、知りません。あしからず。それでは、スタート!


>>|2000年(■1〜■16)裏白南風


2001年 
 「どんな世紀になるのでしょうーか」。牛乳〜
(後はピコにまかすけん)


■17<正月> 1月19日(金)  

 約一ヶ月振りの更新。最近は本家の「表白南風」ばかりいじくっていたので、裏の方はほったらかしやった。さらに、パソコンは修理にだすはめに。金〜日曜は生協の店が休みなので、家にもって帰って更新できる訳です。最近、写真の加工やロゴの作成に「HPビルダー」の「ウェブアート デザイナー」を使いだした。これが非常に使いやすい。なんでもできる、という事で色々と活用している。レイアウトの方はビルダーをつかわず「FrontPage express」とスタイルシートの併用。少しめんっどくさいが、HTMLソースがいじりやすい。

 本日ユニマッチに珈琲豆を買いに行って、豆は「トラジャ」→「キリマンジャロ」に。『上品な酸味と風味』という説明。正月に京都市内を久々にうろついたら、三条周辺には「山川珈琲」をはじめやたら有名な珈琲店が多い事に気付く。前は全然興味なかったから、視界にはいらなかったのだろうか(喫茶店に入る金もなかったし・・)。「スターバックス」(三条店)を初体験。これは前になかったはずだ。

 年末は恒例の年末バイト。と言っても去年はしていないが。一年の時は沖ノ州の魚屋バイト。時間は長かったが給与は良かった。去年は何もせず、元旦に「初日の出ヨットレース」にでて、レース中に「2000年幕開けの初日の出」を拝んだ後、昼に京都に帰った。今回は29〜31日の三日間仕出屋の「おせち料理」のバイト。食品を扱うバイトがしたかったので調度良かった。そごうに並んでいた御節はうちのとこで作ったやつです。一箱一万円〜二万円。御節を作るといういより、できた材料を盛り付けていくといった作業。なかなか面白かったし、時間がたつのがはやかったが、もうしないであろう。いい経験にはなった。バイト代をいただいて夕方京都に帰る。実家で年を越すのは大学に入って初めてで三年振り。新世紀という事で大文字に火が付けられていた。今年は「2000年問題」とかいうのが無かったせいか、そんなに21世紀やからといった興奮はなかった。「20世紀は石油化学の世紀」。「20世紀は光の世紀!」。
 8日の成人式まで実家でのんびり過ごす。成人式は過去の話で関係ないのやけど。出来事としては、高校ラグビー全国大会花園で伏見工業が、8年振り3度目の優勝をした。準決勝、決勝戦とTVで観戦したけど、今年の伏見工は圧勝であった。いつなら、ハラハラドキドキで劇的な試合をするのに、安心してみれるほど、今年は前評判どおり強かった。今世界で主流になっているスタイルで、レベルが高い完成されたチームやった。伏見工にしてはめずらしい、15人全員3年生やったし。決勝戦は佐賀工がずーと攻めてはいたが、最後まで伏見工の鉄壁のディフェンスを破る事はできなかった。大学ラグビーで、楽しみにしていた同志社が準決勝で負けただけに、伏見工の優勝が見れて良かった。
 もう一つは小学校の同窓会があった。小学校卒業の時に「同窓会は10年後」というふうに決めていたもので、8年たった成人式の時に話題に上がり、「さてどないなるんやろ」と思っていたが、元学級委員の呼びかけで、年末に急遽決まったにも関わらず、先生をはじめ、生徒30人中20人集まった。中々楽しい思いをさせてもらった。みんな、10年前と変わっているようで変わってなかった。先生は一番変わっていないように思えた。昔のイメージのまま。声が懐かしかった。同窓会はいいねぇ〜。幸せな気分に浸れる。話し過ぎて喉がかれ、笑いすぎで顎が外れるかと思った。徳島に来てからは、ほとんど呼ばれる事のない「まーしー」いう呼ばれ方が、また懐かしい。さすが同窓会!しかし、10年ぶりの再会で6時から10時半でお開きというのは、時間が短すぎた。昼間からやれば良かったかな。次回は5年後だそうだ。


■18<高鷲> 1月28日(日)  

 20世紀は小学校の時から「スキー、スケート、大学」と、よく滑ったが、今回はスノボーで初滑り。今まで一日しかスノボーをしたことがなく、まともにすべれるか心配であったけど、日頃のヨット生活のせいか、それなりに滑れるようになった。一泊二日で場所は岐阜県の高鷲スノーパークとダイナライド。いつもスキーに行くのは信州だったので、岐阜は初めて。土日やからさすがに人は多かった。スキーとスノボーの割合は半々かスノボーの方が多いようだった。金曜の夜中0時前に出発して5時半ごろ着く。宿で朝ご飯を食った後、7時半ぐらいから夕方4時まで滑る。高鷲スノーパークは15人乗りゴンドラがあって、そいつでいきなり頂上行った。2年ぶりなので、スノボーの足の取り付け方から、わからなっかた。一日が終わって、全身筋肉痛。こけまくったのと、日頃使わない筋肉をつかったからであろう。温泉で筋肉をほぐすと少しはマシになった。夕飯の後、宴会を少しした後、みなさん爆睡。なんせ翌日は4時過ぎ起床。二日目に行ったのは、初日行ったゲレンデの隣にある「ダイナランド」。こちらの方が、新雪が降った後という事もあり滑りやすかった。13時まで滑って帰路に着く。途中によった「やまと温泉-やすらぎ館」という温泉施設がまた良かった。めちゃめちゃ露天風呂が広い。途中までは大渋滞。それを避けるためにバスが通った道(長良川右岸道路)が、また凄い狭い道やった。さすがプロ。時前に徳島に着く。費用は「交通費、宿代、リフト」が15,000円、「スノボーレンタル」が6,500円、後は食費。普通のツアーに比べたらとても安い。今回でスノボーにはまりそうのは確か。あの滑る感覚がたまらん!後は金の問題か・・。


■19<焼肉> 1月19日(水)  

 いきなり「食」の話。ムショウに「焼肉」が食いたくなった。スノボーの筋肉痛が残っていて、体が求めているせいか。はじめは店にいこうと考えたが、金銭面、他の都合(どんなんじゃい!)により、肉屋で買って家で焼く事にした。前にスーパーで格安の米産肉を買って痛い目にあったので、ちゃんとした肉屋で買った。下手に舌が肥えたせいか、前やったら牛肉やったらなんでも良かったのに、どこのかわからん冷凍肉の戻したのは食べれなくなった。某焼肉食い放題店のやつがこれにあたる。「〜兄弟」でハラミ、カルビを各100g買う。フライパンで焼いて、玉葱を添えた。まぁまぁ、いっぱい食えたので満足。ハラミの方が美味かった。「焼肉」「寿司」に関しては衝動的に食いたい時がある。体の要求には素直に答えるのが、健康によろしいのかな。


■20<選挙> 2月1日(木)  

 夕方に不在者投票するため、市役所に行ってきた。「徳島市長選挙」と「市議会議員補欠選挙」の投票である。市長選挙は5人の候補者がでて大激戦。誰が当選するかまったくわからないといった状況である。その候補者の1人に、一回生の時英語を教えてもらった教授が出ている。名前がどこかで聞いた事があるな、と思ったら彼女であった。結果がでるのは三日後の日曜日。しかし、選挙期間が一週間ってのは短か過ぎないか。
 インターネットで検索機を今までは「YAHOO」や「goo」を使っていたが、最近は「Google」を使っている。これが凄く結果をだすのが速くて便利である。検索結果も的確なのを選び出してくれる。今日はレポートのため「有機EL素子」を入れた。図書館で調べてなかなか出てこうへんかったが、こいでいいのがでてきた。これから、重宝しそう。自分の名前をいれたら、同制同名同漢字が3人でてきた。信州大学の人、国体優勝者、そしてgonn。なかなか面白い。名前といえば「姓氏と家紋」ってとこも、苗字の由来がわかって面白かった。


■21<ハチ高原> 2月4日(日)  

 先週に続きスノーボードに行ってきた。場所は兵庫県の「ハチ高原スキー場」。日帰りである。夜中2時に集合して、八人乗りワゴンで出発。リフトが動き出す前に到着した。霧が濃くて視界はかなり悪い。「一週間しかたっていないから、いきなり滑れるだろう」という考えは甘かった。結構忘れている。さすが初心者。レンタルスノボーのせいか、雪質が違うせいか・・(とも考えたが)。しかし、こけ方はうまくなっていた。午前中は思う通りに滑れない。人も凄く多く、中学生か高校生のスキー研修が軍隊のようにスキー場にあふれていた。どうせなら平日にしたらいいのに。午後になって、前回の勘にみたいのを思い出せて、滑るのを楽しめた。最終リフトが4時半に止まり、帰路に着く。途中「やぶ温泉」(入浴料:600円)につかり筋肉をほぐす。交通費4000円、スノボーレンタル2200円、リフト一日券4500円。11時前に徳島に到着。一日とは思えないとても長い日やった。
 徳島市長選挙の結果は現役市長が再選。まぁ、可能性が一番高いと思われた結果に落ち着いた。しかし今回の投票率は前回の二倍の約50%。吉野川可動堰の住民投票以来、徳島市民の政治的な関心が高まっている事は確かである。


■22@<とろろ> 2月5日(月)  

 もらった「山芋」があったので、全部すりおろすと丼いっぱいになった。この機会に贅沢をする事にする。定番の白御飯にかけるため、卵、ダシ、醤油を入れる。海苔を入れたかったが無かった。朝昼晩とその日は三食ともこいつを食す。なかなか美味い。昼は蕎麦にかける。「山かけ蕎麦」というやつ。こいつも正解やった。蕎麦はこの「山かけ」や「にしん蕎麦」が美味いのだ。「信州そば」は有名だが、徳島には「祖谷そば」という名物もある。京都にいた時は、「阪急そば」などの立ち食い蕎麦が安かったのでよく食った。とろろを食っていたら、今度は「ネギトロ」が食いたくなる・・。


■23<試験終了> 2月23日(金)  

 数学の再試が終わり、長かった試験期間も終わった。これで卒業単位は全部そろう予定。後は卒業研究だけである。研究室に入るのは四月の終わり頃からだそうだ。大学に入る時は4年間はとても長く思えたが、いよいよこの春でその4回生になる。そういえば、ある再試の結果発表があり、「どうやった?」と友人に聞くと「ダメやった。受かったのはK君だけ」という答え。「ほう」。誰かがK君に聞いた。「一人だけ受かったらしいな」。「え、俺受けてないで」。「???」。そう、試験を受けていないK君だけが受かっていたのである。原因今だ不明。おもろい事もあるもんだ。
 明日は大学入試日。初めて徳島に来たのは、3年前のこの日である。懐かしい。四国にきたのもこの時が初めてやった。まだ明石大橋が完成前やったから、高速船という手もあったが、船というものに馴染みがなく、また「試験前に船酔いしたらあかんのちゃうか」という事をどこかで聞いたので、瀬戸大橋周りのJRで行った。今考えるとめちゃめちゃ遠周りである。岡山から徳島への直行の列車は、1日に2本しかない上に受験生がいっぱいおり大混雑やった。徳島の第一印象は、徳島駅に着くそれまでの田園風景から一変した駅前に驚いた。そごうや。おお、ヤシの木やんか。さすが南国。着いたのは2時ごろであったが、昼ごはんはまだやったので、店を捜す。徳島の名物はその頃何も知らず、「讃岐うどんが食いたい」という思考回路に従い、駅前のポッポ街のうどん屋に入って食った。宿は駅のすぐ近くの「さくら荘」というビジネスホテルに泊まった。愛媛から来た高校生と相部屋。夕方に試験会場を見に行こうという事で徳大に行く。夜は同じ宿に泊まった人が5人ほどうちの部屋に集まって、明日の試験の出題内容を予想しあった。他は歯学部志望ばかりやった。2年連続相部屋になったという人もいた。この人らはどうなったのだろうか。試験当日、試験会場の部屋がわからず試験官に尋ねる。工学部の方かと思ったら、総科の方の教養棟やった。部屋に入った時、「やたら学生服が多いなぁ。」と思った気がする。試験は昼休みを挟み、数学、化学または物理の2教科。問題の内容はどちらも傾向どおりやった。試験後、「ふー。」と一息ついてそのままJRで京都にとんぼ帰り。私学の後期試験が待っていたのでまだ気分は晴れなかった。・・と、これが徳島在住生活の始まりであった。


■24<研究室配属> 4月18日(水)  

昼から研究室の説明会があって、研究室生活が始まった。説明会では、自己紹介のと今後の予定についての説明。8月の始めに「研究室旅行」があり岐阜にいくらしい。その後は研究室の「席決め」や「役割決め」。入った研究室は光機能材料講座の「福井研究室」。一言で言えば「光物性」をやっているという事になるのかな。卒論テーマを決めるまでは特にする事がないのが、これから毎日顔を出す事になりそうだ。居心地がよさそう。ヨット部のように・・。


■25<マリーナ> 6月29日(金)  

梅雨の時期真っ最中。しかし、今年の梅雨は天気予報で降る々と言うが、なかなか降らない。6月のうちに観た映画は4本。邦画は「温泉卓球」と「ラヂオの時間」。どちらもテンポの良いコメディーで、笑わしてもらった。ドラマ映画いう感じである。対称的に、残りの二本はのんびりして、心温まる映画。ブラジルの「セントラルステーション」とイタリーの「マリーナ」。「マリーナ」は久し振りの映画館で観たのやけど、平日の夕方という事もあり、観客は4人。何か贅沢な気分やった。やはり映画館で観るのはええな。金があれば定期的に行きたいものである。


■26<花火> 7月22日(日)  

今日は日曜日ではあるが、後一ヶ月ちょいに迫った院試の勉強のため、昼から研究室に行く。数学の本を借りに図書館にいったが、前期試験の勉強中の学生でいっぱいやった。みんながんばるってるなぁ。院試は「専門」「数学」「英語」の三教科。数学の点数で差がつくらしい。院試終わるまで夏休みはないな。

昨日は「小松島の花火大会」に行ってきた。徳島に来て4年目にして初めて。「Continue」に乗せてもらい、海上からの見物。7時にケンチョピアを出発して、8時前に到着。場所を決め、アンカーを打ち終えたとこで、調度花火が始まった。花火大会は去年の「吉野川フェステバル」以来。ドカーン、ドカーンと景気良くどんどん打ち上がる。波に揺られながら、タコ焼をつつき、麦酒を飲む。うーむ、夏ですなぁ。小松島湾には、クルーザー、漁船、ボートがようさん人を乗せ、集結して花火を肴に酔っ払ってる。陸の上も人が多そうだ。二千発打ち上げたらしい。花火が放つ閃光もすばらしいが、炸裂する時の「ドッカ〜ン!!」ていう音が何ともいえないぐらい、いい。暗闇の中、周りの山に、やまびことなり、こだまする。   小松島花火

7月に観た映画は「天国までの百マイル」、「将軍の娘」、「エリン・ブロコビッチ」、「ナビィの恋」。「天国までの百マイル」は結構楽しみにして、借りてきたんやけど、観てる途中で寝てしまって、よくわからんかった。まぁ、こういう事もあるだろう。「将軍の娘」は評判のわりにはいまいち。そんで、今月のNo.1が「エリン・ブロコビッチ」!。そんなに期待していなかったが、面白かった。素人が大会社の悪事を暴く裁判もので、実話というのがまた痛快やった。かなりお薦めである。「ナビィの恋」は沖縄映画で、独特の雰囲気があり好きである。ナビィのおじいちゃんがいい味をだしていた。しかし、かわいそ過ぎるのではないかい、おじいちゃん。「アイシテルランド」にナビィは行ってしまった〜。たぶん「パイナップルツアーズ」と同じ監督やと思う。これには、ナビィ役もでてきてたし。主題歌がマイケル・ナイマンのやつをつかっているのも以外やった。


■27@<鱧> 9月3日(月)  

深夜に鱧(ハモ)を食った。冷えすぎて、半分凍っていたので、湯通しして食べる。冷えているのより、食感が良くなり美味しいはも。いや、鴨。タレは「梅肉」と「カラシ味噌」。毎回どっちで食べるか悩んで、結局両方で食べるが、後者のほうがあっている。「梅肉」は一見、学校の給食ででたイチゴジャムのやうであった。そう言えば、鱧の原型はまだ見たことがないな。

8月に観た映画は、映画館で「千と千尋のか神隠し」、レンタルビデオで「初恋の来た道」。
「千と千尋の神隠し」は前評判通り。上映時間よりちょい早めに行って並んだが、後少し遅かったら立ち見であった。危ない、危ない。高校の時に観に行った「ダイハード3」は立ち見やって悲惨やった。結局、立ち寝したような気がする。徳島に来てから、映画で並んだのは初めてである。
  おおとり様。ヒヨコやん。

日本映画の興行収入新記録 (もののけ姫:193億円)を抜くのは確実らしい。10億円でヒットといわれるらしいから、これはとてつもなく凄い事がわかる。「もののけ姫」よりもわかりやすく、「ラピュタ」みたいなかんじであった。宮崎駿は「もののけ姫」で一度は引退宣言をしたが、4年後に今作品を作った。今後も日本の娯楽のため作り続けてほしい。今から次作は楽しみである。手塚治虫と宮崎駿がだぶっている人は多いのではなかろうか。「初恋の来た道」は中国の超純愛映画。こういう作品はもう日本では作れないだろうなぁ。作ったとしても、ヒットしない気がする。ディ(チャン・ツィー)がかわい過ぎ。


■28<臥虎蔵龍> 9月22日(土)  

  アメリカで同時テロ事件が起こって10日たった。「報復攻撃か」と連日報道はこれ一色。世界経済も「大不況」が起こるかどうかの瀬戸際である。そんな世界情勢の中、面白い映画を2本観た。「臥虎蔵龍」。阪神と中日の事ではない。日本語タイトル「グリーン・デスティニー」。台湾に2000年どのアカデミー賞4部門(美術賞・作曲賞・外国語映画賞・撮影賞)をもたらした。先月みた「初恋の来た道」のチャン・ツィーが、今作品では打って変わって、武道家としてでてくる。すごい変わりようである。アクションシーンがかなり凄いのだが、音楽がヨーヨー・マのチェロでまた凄くいい!かなり、お薦。皆さん、観ましょう。もう一本は「リトル・ダンサー」。傑作を2本観る事ができた9月である。

 


■29@<一揆> 10月20日(土)  

出演:緒方直人、岩崎ひろみ

>>予告編

  蔵本の映画館アタック平和で上映していた「郡上一揆」を早く観にいこう、と思っていたが、実験が長引いたり、雨が降ったりとなかなか行けなくて、結局、ぎりぎりの上映最終日の夕方に行ってきた。映画のタイトルの影響か観客は高年齢が多い。しかし、ガラガラなのはいつもどうり。でだしから怒迫力。開始10分の農民が集まって「ウオー」と押し寄せる場面でいきなり感動。こういうのにかなり熱くなる。緒方直人の迫真の演技が凄かった。岩崎ひろみの最後の別れの場面で「へぃ」と言うとこでまた感動。農民対武士の構図は250年後の今の日本政府の官僚と市民にだぶって見えてきた。薬害エイズ事件、機密費問題、汚職、狂牛病・・・。一揆でも起こさないんとちゃうか、な今日この頃。

郡上八幡はちょうど今年の夏に研究室で旅行に行ってきたとこである。「郡上八幡の盆踊り」を踊ってきた。食い物では「飛騨牛の串焼き」と「高山ラーメン」が非常ーーーに美味かった。また食いてー。

 


■30<中国武術> 10月26日(金)   

郷土文化会館であった「范永輝とその仲間達〜四国大学中国武術研究発表会」というのに行ってきた。入場料は800円。范さんの演舞を見るのは去年のリートレで室戸に行った時以来2度目。開場は6時半であったが、30分早く行って並ぶ。そのかいあって、だいぶ前の方に座れた。会場はほぼ満員。ゲストは、范さんの師匠である高西安さんと武道仲間の王輝さん。中国でも超一流の武道家達の凄い演武に圧倒される。凄い、いや、凄すぎる!范さんと王輝さんの組手は、武術的で面白かったが、范さんの、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」を流しながらの陳式太極拳は「こういう見せ方もあるのか」と印象に残った。締めは、范さんは3年連続プロの大会で優勝したとおいう「九節鞭(キュージービー)」!この凄さは見た人にしか伝わらない。三浦先生のユーモアのある司会も良かった。最後の范さんの演武の時バックに「武徳」とライトアップされた。中国では、いくら強くて才能のある武道家でも、「徳」がなければ師匠より最後の極意までは教えられないという。武道家の評価では「武」よりも「徳」のほうが優先される事もあり、両方揃って、一流の武道家と認められるそうだ。なるほど。さすがは中国。初めは徳島の「徳」かと思った。色々考えると、今の時代に足りないのは、この「徳」ですな。范永輝さんは今後も徳島に残って「中国武術」を広める活動をするそうだ。「中国武術の徳島」と言われる時代が来るのかもしれない。  

夕飯はもちろん中華料理屋へ。駅前の「ありの道」の隣にある「北京飯店」。中華丼(550円)を食う。皮の厚い餃子(400円)も美味かった。

 


裏白南風|<●>|2000年


「暑い、暑い」 と少年が
駱駝の背中に乗ったまま
蜃気楼の湖で
孤独な帆船が錨をおろす
砂嵐のど真中
真を求める唐人がいた