徳大ヨット部活動日誌

2000年6月

いよいよインカレまで一ヶ月をきった。やるっきゃないでしょう!

裏白南風5月 |<●>|7月index


 6月1日(木)

昨日のが効いて、頭痛が。完全な二日酔い。夜の城山ランニングは11時頃バイトの帰りに顔を出したが、一年が三人いただけであった。OBの鶴丸さんも走りにきたらしい。


6月3日(土) 雨

 天気報どうり雨雨雨。梅雨に入ったという噂もある。小雨の中艇庫から船出しした後、雨も降りべたっていたので、出艇を見合わせ艇の修理をする。昼飯は本日から一年生に当番がバトンタッチ。トップの当番は鰹と屁垂(へたれ)。

メニュー 揚げ玉丼
評価 くそまず
被害 ムナヤケ・・多数
 
揚げ玉丼。こわいよー
恐怖の「揚げ玉丼」

はっきりいって、すごくまずかった。丼の内容はワカメと卵に揚げ玉が入ったもので、丼ぶりいっぱいのをがんばって全部食ったのがいけなかった。食後むなやけと頭痛で数分寝込む。何故このようになったか考察した結果、色々と判明した。まず見た目がドロッとしてグロテスクだったのは、ワカメを長時間煮込んだためと思われる。本には「ワカメをさっと入れる」がとあるが見落としたのであろうか。皆をムナヤケに陥れたのは、揚げ玉の入れすぎだ。被告に聞く所によると6袋も入れたらしい。揚げ玉を煮込んだ上、さらに盛った丼ぶりの上に丁寧に振りかけてあった。ウーン、徳大ヨット部の歴史に残るものを作ってくれたものだ。唯一お代わりしたハルは、午後の帆走中、トラッピーズしたら気分悪くなりノックダウン。御愁傷様。鰹と屁垂には次の当番時のリベンジを期待する。午後は雨もやんだので南風の中出艇。しかし、スナイプは3艇ともトラブルが発生。乗っていた76はバテンが飛ぶわ、ジブの窓が破れるわで一度曳航され戻り出直す。風は南風5〜7m。31はマストが無くってスロープでお休み。470は53が艤装中にバーゼルから飛ばされ負傷。55だけがでる。スタ練 の後2レースする。1レース目はフレの読みがきれいに当たり、上手い事ゲインできたが、2レース目は気ままに振れる風に翻弄されて、タック、タックがほとんど裏目にでた。夕飯は帰りの55号沿いに新しくできた、カツの店に行く。カツ丼が安いのに、昼の「揚げ玉丼」の影響か誰も頼まなかった。ロースかつ定食は安い割においしかった。1年4人が艇庫に泊まると帰らず残ったので、たけす、ジョッチ、コンコンとともに再び9時半ごろ集まり、お酒の差し入れを持って艇庫に泊まりに行く。鰹の19歳の誕生日を祝い、ロウソク3本の光の中で酒を飲み、夜が更けていったのであった。


6月4日(日) 晴

午前中はバッチテスト。1年生が初級で2年が中級を受ける。9時過ぎに試験官(とまいさん)が到着。しかし、レスキュウー艇の「ベラ」のエンジンがかからない。バッテリーやオイルなど、考えられる原因を調べてみたが結局わからずじまい。しかたがないので、県連のレスキューを借りることとなった。ペーパーテストの後、中級は実技試験。ラウンディング、360回転、停止の項目が行なわれた。無事全員合格となった模様。昼飯は「卵丼」(当番:タケス、パイパイ・・やったような)。揚げ玉ではなく三つ葉(カイワレ)が最後にのせてあり、うまかった。この調子でたのんまっせ、一年生。もうあの恐怖は味わいたくない。御勘弁。午後は、北風1〜2mで、470三艇、スナイプ4艇がでて、スタ練に続きレース練。OP2艇も出艇。75はニューセールのスペシャルクロスを使用。セールの音はパシャパシャと水のような音がして、セイルシェイプはまさに「ヨッティング」などでみた写真そのものの形である。レースでは微風中であったが艇速が全然違った。470よりもあった様に見えた。さすが、スペシャルクロス。31も早くニューセールを試したいのではあるが・・・、それどころではなかった。先週マストが終わってしまったので、代わりのを探し、艇庫に眠っていたものをセットしようとしたが、なんとマストステップにささらない。試行錯誤の上、真琴さんが鉄やすりでダイエットに成功し(もちろんマストの)、なんとか午後の出艇に間に合う。リグは数値をとらず勘でとりあえず取り付ける。ジブがあがるか、トップの滑車は動くかなどドキドキであったがすんなりいけて使える事がわかった。適当に付けた割には上り角や艇速は悪くない。やはり依然の31の極端な落ち癖はマストが原因と思われる。個人戦まで約一ヶ月しかないが、スペアーマストが使えるめどがたったので来週から緊急チューニングにはいろう。ニューセールもおろさないかんしなぁ。間に合うかなあ。レース練の後OPに初めて乗ったが、なかなかおもしろい。わずか5分間で交代を要求される。人気があるようだ。5時頃着艇。そこへOB会長の田中さんがこられる。今回のミーティングは最長記録となり艇庫をでるのは8時40分ごろとなった。夕飯は常三島キャンパスに着いた後「料理大学」に行く。1年生の名前の話となる。カツオは「鰹」、ナオキは「屁垂(へたれ)」、パイパイは「 」、が正式名称らしい。帰宅したのは10時過ぎ。実験のレポートにとりかかるが頭がまわらない。朝することにして後は爆睡。幸せの別世界にいってしまった。


6月7日(水) 総会

昼間たけすに呼びだされて、調子の悪いレスキュウー艇の様子を見に艇庫に行く。はずしていたバッテリーを取り付け、エンジンをかけてみると一発でかかった。あら?前の時は全然かからんかったのに。試走してみる。エンジンに関してはかかったからよかったが、ハンドルは異様に重い。スピードメーターもでない。やはりオイルが抜けているようだ。結局近々小松島マリーナに持って行く事となった。後世のために、レスキューに関する事や大学との交渉、ヨット部の運営などについてのマニュアルを、今度作成しようという事になる。6時より工学部電気電子棟3階の会議室で「2000年度ヨット部総会」を開く。会計報告や過去の事故の事例など、例年どうりに淡々と進む。途中よりOB会長の田中さんがこられる。顧問の川上先生は中国に出張中。45分ほどで総会は終わる。資料作成のラスカルさん、間違い多かったすよー。完璧とか言っていたのに。場所を駅前のCITY6階「元気食堂(旧はや)」に移して、恒例の焼肉食い放題。幹事が店と交渉して時間は2時間で1580円/一人となる(本来は1時間で1280円)。いつからの伝統かは知らんが、途中より1年生に試練が待ちうけていた。よくがんばった、1年生!何故脱ぐの、鰹?ズボンのベルトが苦しいからか?焼肉の馬鹿食いした後、艇庫にスプリンターでマストの修理に行く。誰もまともにハリヤードをとうした事がなくて、試行錯誤でやたらと時間がかかった。徳島市に帰ってきたのが一時頃となる。その後チャリに乗っていたら、警察に呼び止められる。「なんすか?」と無愛想に答えたら、無灯火ということらしい。名前と住所を書き留められる。ところで↓どっちが寒いですか。(寒さ対決)
 a.「火貸して〜」「ひー!」・・by.ポーク :今だに理解に苦しみます。全然わからん。それが狙いか?
 b.「警察に今朝捕まった」・・挑戦者  :そのまま


6月10日(土) 曇り時々雨

最近週末の天気が悪い。今日は曇りで雨もたまにぱらつく天気であった。コンコン曰く「霧がでてきた時のベタは本物。完全にベタる」らしい。確かに今日は霧が結構濃く、北風のベタベタであり、昼からは南に変わるがやはりベタ。調子の悪いレスキューを、M、タカ、リモが小松島マリーナまで回航。チャックがヨット部カーで迎えに行く。スナイプは31と城ノ内がジブのハリヤードの張替えに失敗して、午前は出艇できず。ハリヤードの在庫も底を尽き、真琴さんにホームセンターで買ってきてもらう。昼飯は定番豚汁(当番:ユカポン、栗)。薩摩芋の甘さがきいてうまかった。お代わりはすぐになくなる。午後は31のチューニングに入る。31だけ2人で陸に残り、あーやこーやと数値を合わせようとするが、なかなか思い通りにいかない。時間も残り少なくなって、頭も混乱してきたので、とりあえず走ってみようと出艇する。ベタっていたのでレース練をしている所までたどり着くのに30分ほどかかり、1レースしか参加できなかった。レース海面は結構風が吹いてきて5〜7mの順風であった。75と比較しながら走ってみるが、艇速、のぼり角ともに悪くない。さらに、フリーはいつもより艇速が良いように感じる。全体的にマストを替えて、走りが軽くなったような気がする。あの極端な落ち癖はなくなった。しかし、中風ではあまりチューニングによる艇速差はでにくい。明日もう一度基本的なチューニング決め、ニューセールをあげようと思う。夕飯は川内の王将へ。作り手が悪かったのか、中華丼がおいしくなかった。味が甘いし濃すぎる。次いった時はC定食(焼飯+ラーメン)にしよう。今日、明日と広島では中四国大会が行なわれている。徳大は幾多の理由により今回参加を見送った。これが吉とでるか凶とでるか。まず、吉と出る事はないが・・。中四の結果により四国勢の実力がわかる。楽しみである。本日のミーテイングにおいて↓
 「ホタルは夜遅かったら寝てしまうらしいよ、友達が言っていた」by.ラスカル
あーあ、また騙されてるよこの人は。横では何故か、バウの素晴らしいアッパーカットがコンコンの顎に炸裂した。


6月11日(日) 雨のち豚

午前は雨が降り続け風もなくベタベタ。風速計は0mのまま。雨は午後に上がるという事なんで、ルールの講習会を行なう。まずは真琴さんの「旗講座」。実際の旗を押し入れより出してきて、説明を行なう。今まであやふやに覚え、レースではクルー(真琴っちゃん)に頼っていたたので、この機会に全部覚えようと決意する。じゃないと、クルーにおこられるし・・。Z旗など知らんやつもあった。「何故スナイプ旗はF旗なんだろう。470みたいにスナイプマークにすればいいのに」という阿保な疑問が頭をよぎる。次は「図解ヨットレーシング」を使い、スタートとマーク回航におけるルールの確認。抗議の手続きなども解説する。昼飯はカレーライス(当番:ばやばや、パイパイ)。ジャガイモが煮過ぎて潰れていたのが気になったが、まあ普通。午後は雨もあがり風もわずかだけでてくる。31と城ノ内がニューセールをあげる。パリパリの音に感動。しかし、今まで使っていた練習用セール(旧レース用)とサイズが全然違う。どうも練習用は縮んでいるようだ。さすがに、6年落ちではなぁ。それとも、セールのタイプが違うのか。ともかくこれは合わすのが大変そうだ。レース練は1〜2mの北北西の風で4本行なう。やはりセール差は大きい。特にランニングでは練習用セールの75と艇速差がはっきりとわかった。しかし31のセイルシェイプはいまいち。ドラフトが上すぎる。来週また、いじくりまわさなあければいけない。チューニングは考えすぎると土壺にはり、訳わからんようになる。あーあ、インカレ目前なのに・・。今日は潮の強さもレースに影響が大きかった。最終レースでは潮に負けて何艇かがフィニッシュできずにもがいていた。うちの艇もそのうちの一つだったりして。5時ごろ着艇。ミーティングが終わったのは7時半過ぎ。夕飯は吉野家、タンタン麺に行くがどちらもいっぱい。結局マクドにおさまる。「イカでいいんぃかー」byポーク。今年の夏も彼が冷害を引き起こす。艇庫が涼しくなっていいんだけどね。


6月14(水) 蛍

今日は授業にいかずじまい。司馬遼太郎の本を読んでいたら陸トレの時間になってしまった。5時半より学生会館一階の第五集会室で講習会。隣部屋でオーケストラが練習していて、うるさかったのが計算外であった。今回のは「風上航」について。「図解ヨットレーシング」を読みながら、話をすすめる。『風の振れ』→リフト、ヘッダー →「コースサイドはリスクが大きい」、『VMG』→ピンチングモード、ドライブモードとこの二つが主なテーマであった。風の振れを使いいかにゲインするか、何人わかっただろうか。クルーは今自分がフリートのどの位置にいるかがイメージできれば簡単な話なんだけど。空からみた鳥瞰図を意識するよう心がけてほしい。最後に那須さんが抗議と救済についての解説。7時に終わる。夕飯は行くとこが、「べるまん」「味の里」「オサミ」の3つに別れる。「味の里」は他の定食屋よりも高級感があるから好きだ。ハンバークの定食がうまい。「あーあー、あああああーああ・・」「じゅーん、ほたるー」。ってな訳で8時に「蛍狩り」へ行くため再び大学に集合。久々にぴょン吉ねいさんのカルタスも出動。蛍で有名な美郷村にいく。片道50分ほど。ヨット部の車が5台連なって行く光景はまるで遠征にいくかのようである。今が蛍の最盛期らしく、他にも人がけっこう来ていた。月明かりが強くていまいち見えにくかったが、1年ぶりに見るホタルはやはり幻想的だった。一ヶ月振りに見るぴょン吉姉さんも・・。蜘蛛退治を急がなくては。蛍は見れたが、まだ夜光虫というものを見たことがない。櫛木の艇庫周辺にもいるのであろうか。ブルーハーツはやはりいいなぁ、「いつまでたっても変わらない、そんな物あるのでしょうか・・」。最近、部日誌というより私誌になってきている。「なすっちの断末魔」の影響か。まぁ、「何でも有り」が裏白南風のモットーだから、よしとしよう。


6月16日(金) 回航

小松島マリーナに修理に出していたレスキューが直ったので、光四人衆で取りに行く。マリーナからは、たけすが車で、バウ、ブーとともにレスキューを小松島から鳴門の艇庫に回航する。回航の運転は久し振り。天気は快晴の南風で波も低く、絶好のヨット日和。2時に出発。3000回転以上でふっ飛ばす。回航の所要時間は65分。小鳴門海峡の入り口に迷わなければ1時間は切っていただろう。艇庫の櫛木漁港についてみると、満月が近いせいかすごく潮が引いていた。このため、バウがアンカーロープを取り付けるために海に入るはめになった。その後、艇庫でヨッティングやKAZIをあさる。そうしているうちに、バウが再び流血。運がないのか、運命なのか。天気予報によると、土日は雨らしい。これで三週連続雨である。平日はいつもいい天気なのに週末になると悪くなる。ぴょン吉姉さんに借りたヨットのビデオを見ていると、スナイプはランニングでめちゃめちゃジブセールを飛ばして猫の髭(ウイスカー)を張っている。徳大艇はただテンションを切っているだけだから、もっと緩めなければいけないのだろう。


6月17日(土) 雨

やはり天気予報のとうり雨。梅雨だからしかたないのか。あまりにも艇庫が乱れているので、掃除を全員でした後、講習会。「ルーズカバー」と「タイトカバー」について。昼飯当番は鰹とパイパイ。また新作に挑戦。「チータマ丼」というやつで、トマトとチーズと卵のどんぶり。味付けはコンソメとニンニク。エスニックな味だった。評価は美味しい派と、こりゃダメだ派に別れた。しかし、食っているとだんだんきつくなってきた。恐怖の「揚げ玉丼」よりかは断然良かった。2時すぎに艇庫をでる。夜はクラこん(クラブこんこん)で飲む。お題を与えてボケるので異様に盛り上がる。寒さを競うのでポークに挑戦したが負けた。さすが人間クーラー。かないまへん。やはりパイパイは酒を飲むと性格かわるなぁ。「どどんぱー」、と「オーノー」の目が一緒ということが判明した。この他のも、今日新たなボケを編み出した模様。かわいそうに、パイパイが酔っ払いモードに入ったとこへ、ブーが来てパイパイに絡まれていた。ダルの「キュッ、キュッ、キュッ」ってやつと「TYUC」ってのもおもしろかった。


6月18(日) 曇りのち晴

午前は坂本さん、午後は鶴丸さんがこられる。レスキューの運転をしてもらう。大会前なので非常に助かる。0.5〜2mの微風の北風。梅雨の真っ只中なのでとても蒸し暑い。スナイプ四艇、470三艇が出艇。午前はスタ練5本の後上下のレース練。風の振れも定期的で、ブローあり、潮ありと、とても微風でのレグ引きの練習になった。1レース目は上マーク付近までの振れに合わすレグは良かったのだが、最後にリフト中でレイラインジャストにのせたので当然オーバーセールとなり、大幅にロス。下までのフリーは右のブローをつかみ後続艇をひき離せた。2レース目は左海面にブローがおりてきたとみて、左にゆく。ずーとリフト中を走って初めは右にいったフリートよりリードしていたが、風が振り切れ左に行き過ぎた事が災いして、最後はヘッダーの中を長く走るはめになった。途中からは、海面には現れないが右にブローがきており、それをひろった城ノ内にやられた。今日は城ノ内の走りが良く、75はいまいちすべりが悪いとの事であった。31は風が落ちるとリーチがすぐにとじてしまう。艇速、角度はそんなに悪いわけではないが。ニューセールにしてからまだ一度も中風以上でのっていないので、良し悪しはまだ判らない。昼飯は「中華春雨丼」(当番:タケス、栗)。文句無しに美味しかった。午後はさらに風が落ちる。上サイド下でレース練。暑さで頭をやられて、レース内容をほとんど覚えていない。上サイドの時に上りすぎたような気がする。2レース目はスタート後風が無くなり、ノーレース。場所をベラビスタの湾内に移す。スナイプはメンバーを来週行なわれる国体予選のメンバーにする。市川-小倉、加堂-榊、家路-富家。上下で1レースした後、オリンピックでする。さすがに去年の国体コンビの市川-小倉が速い。470勢も押さえてトップフィニッシュ。5時前に着艇命令。7時からミーテングで艇庫をでたのは8時頃となる。夕飯は鶴丸さんの車で、田北さん、たけすとともに鳴門市街の「海鮮市場」にいく。海鮮丼(980円)は非常に満足のいくものだった。「びんび家」や「海鮮市場」は徳島ならではの料理が楽しめる。県外の知人が来た時に連れて行くとよいだろう。海鮮市場の通りに、漫画喫茶やコンテナ式のカラオケ店、Book offなど新たな店ができていた。


6月19日(月) 快晴、暑い暑い

代々伝わる「主将カゴ」の整理に執りかかるが途中であまりの多さに挫折。今度のインカレに必要な書類をまとめたとこでやめる。今までもこんな感じで年をおうごとにどんどんふくらんでいったのだろう。’94-‘95の28431チューニングノート(新艇当時か)や’93ぐらいの75チューニングノートがでてくる。10年ぐらい前の部員名簿をみると部員数は29人の時がある。今はその時期並に部員増加の傾向だ。他にも色々と過去の資料を見ていると徳大ヨット部幹部の歴史を感じた。暇があれば、過去の名簿と成績表をまとめてみようかと思う。


6月24日(土) 曇り時々雨

フー、予想はしていたけど幹部は何かとストレスがたまるなぁ。とまあ、愚痴るコーナーではないのでこれくらいに・・(マイ・ストマッチが心配だが)。明日は国体予選なので、徳島でのインカレ練習は今日が最後。しかし天気はあいかわらずベタベタ。さらにうちのクルーは不在。午前は「この男がやる気をだせば風が吹かなくなる」と言うBをクルーに出艇。言い伝えどうりベタベタのまま。12時半頃、着艇まじかになっていいブローが入りだす。おそいっちゅねん。おそらく、はらがへったのでBがやる気をなくしたからだろう。昼飯はチキンシチュー(当番:ゆかぽん、鰹)。わてがアンチチキンやからおいしい、とは言えないが、他の皆さんには評判が良かった。鰹の新作メニューは今度は出ずじまい。次作を楽しみにしています。昼飯中に南風に変わる。風は初めベタっていたが、2〜3mのブローが結構途中から入りだした。しかし、フレがすごかった。上マークを回りランニングでウイスカーをはれば、いきなりクロスになったりと順風でころころ変わり続けた。5時頃着艇命令をだすと、5m前後の上上になる風がふきだす。これほどふくのは久し振り。30分ほどであるが、各艇久々の中風を楽しむ。レスキューから見ていて、鰹(1年スナイプ)のタッククルーワークの上達に驚かされた。うむ、将来が楽しみだ。栄養の女の子が入部を断念。残念。これで1年生は7人(男5人、女2人)となった。いよいよ「蔵本キャンパスの部員絶滅問題」が現実味を帯びてきた。来年の勧誘の方法は考え直さなくてはいけないなぁ。夕飯は安いとこがいいということで「吉野家の牛丼」。夜、高知大学の友達に電話して、高知インカレの海面情報を少しでも得ようするが、やはりヨット部員でなければ海の様子は知らなくて当然か。ほとんど収穫なし。波は日頃から高いらしい。風も最近はよく吹いている、とは言っていた。今のとこは、波高のベタベタレースを予想している。明日は衆議院選挙投票日。ヨット部は国体予選のため朝7時集合なので、投票は夕方帰って来てからだ。歴史的な日となるのか。投票率は上がると予想されている。結果は神のみぞ知る。


6月25日(日) 雨のち曇り 国体予選

ざーざー降りの雨のなか国体予選を行なう。はじめはベタっていたが、途中から4m前後の良い風になる。すでに代表は決まっているらしく高校生のFJ級は不参加。クラスは男子470、女子スナイプ、ホッパー。なんと今年は大塚倉庫の奈良・栗山組も参加。レースはもちろんダントツの一位。レスキュー艇から見ていてとても勉強になった。レース前の徳大内の予想は、スナイプはJo(市川・小倉)-75(加堂・榊)-31(家路・富家)、470は55(森・清水)-53(本庄・近藤)-95(塩見・森田)の順になるだろうというのが大方の予想であった。しかし結果は・・

Snipe メンバー 1R 2R 3R 順位
城ノ内 市川・小倉 1 1 2 4 1位
75 加堂・榊 2 3 1 6 2位
31 家路・富家 3 2 3 8 3位
 
470級 メンバー 1R 2R 3R 順位
95 塩見・森田 1 3 1 5 1位
53 本庄・近藤 2 2 2 6 2位
55 森・清水 3 1 3 7 3位

スナイプの方は予想どうりとなったが、470は大波乱。まさかまさかの大穴がきた。まだ1年生の屁垂(森田)をのせて、他の2艇を制したバウ(塩見)は大きな自信となったであろう。コースどり(レグ)はバウがしていたらしいが、振れに合わし無難なコースをひいていた。やはり、ヨットレースは予想どうりいくものではないんだなぁ、と実感したレースであった。スナイプのほうも熱いレースだった。完全優勝をねらったJo(城ノ内)を、最終レースで75が阻む。この時の2艇によるカバーリング合戦は見ごたえがあった。一週目のサイド-下で差を縮めた75であったが、2週目の上りでJoの激しいタイトカバーにあう。しかし、逃げをうった75は次のミートでわ僅かにJoの前にでる事に成功(後で聞いた話では、これは75のケースだったらしいが)。レイライン近くでとどめのタイトカバーをうち、Joがタックしたとこで勝負あり。上マーク回航後のフリーでもJoと75の差は縮まらず、そのままフィニシュ。完全優勝は逃したものの、城ノ内(市川・小倉)は3レースとも、とても安定していた。各レース、全体でも3〜4位に入っている。31も日頃470に乗るハルがスキッパーを努めたので、他のスナイプ2艇と大差がつくかなと思っていたが、2、3Rは途中まで徳大勢の中で上位に入っていた。2Rは全体でも4位。やるなぁ。53は悪くはなかったが、一度も抜け出す事はなかった。しかし、コンコンのスピントリムは完璧に張ってやろうという意志が見ていてひしひしと伝わってきた。実際、雨の中にもかかわらず安定したスピントリムであった。55は2Rで一位となったものの、他は不振を極める。やはりツーマンディンギーでは、チームワークが大きな要素なのだろう。昼飯は風変わりな「中華丼」。当番はこばやんとパイパイ。しょうがが良く効いていておいしかったが、豚肉が大量に入っていたのでチャックは困ったであろう。午後は雨はあがるが風がない。ベタベタのなか帆走練習。コバヤンがヨットに乗るとベタるというジンクスはどうやら本当のようだ。今日は投票があるので3時半頃着艇命令。夕飯はたけすと城東小学校に投票にいった後「料理大学」に行く。いつもの奥座敷に10人ほどヨット部員がたむろって先に食っている。財布の中身はスカスカだったので醤油ラーメン(350円)にするしかなかった。次にヨットに乗るのは、いよいよインカレ会場の高知である。徳大の123フィニシュを夢見て・・。


6月30日(金) 晴 クソ暑の中、積み込み

ふー(×31)。お疲れ様(皆、そして自分に)。6時半に大学に集合して艇庫に行きトラックの積み込み。予定では7時半に始めて3時間で終わらすのが目標であったが、実際に終わったのは11時半。丸々4時間かかった。次こそは3時間で終わらせたい。可能な数字だと思うが。前回の春合宿で牛窓に行く時の積み込みが、5時間かかったのに比べたら、まあええとしよう。牛窓と言えば、今高校生のバット殺人事件で、容疑者の高校生がまだ見つかっていない。テレビで緊急ニュースが出るたびに、この高校生が見つかったんとちゃうかと思ってしまうが、こんだけ見つからないのだったら、もうこの世のにいないのかも。っと話がそれたが、明日からいよいよ高知の海に乗り入れる。四国勢では一番乗りではなかろうか。もちろん主管大は別として。なんでも一番は良い事だ。徳大は今のとこ、部員数で四国一(24人)。部員数が多いのはこれから強くなっていくということだ、と思っている。とりあえず(←前々主将の口癖)今回ぐらいからその兆しがみえんかなぁ。んにゃ、見せたるのだ。ということで、明日から未知の海面でがんばってきまっす!!


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