徳大ヨット部日誌 5月/2001

〜ごんの断末日記〜

いよいよ新入部員の顔ぶれも固まってきた。月末には中四大会!

index4|<●>|6裏白南風


5月3日(木) ゴールデンウイーク練習《4》

今日きた1年生は女の子3人。午前は北の風で風力4〜6m/s。28431で高木(3年)とでる。波が天気予報では3mであり、実際は2mほどであったが高い。クルーがブーだと良く艇が起きる。彼と乗るのは久し振りで、色々と指摘しながら軽快に走っていた。すると・・、事は起きた。「ブチッ!!」。半分切れかかっていたクルーのフットベルトが切れた。切れかかっていた事を知らなかった高木は、フルハイクの姿勢のままベルトが切れ、凄い音と供に海の中に落ちていった。「やっぱ切れたか」。予想よりかは早く切れた。重量クルー効果か。おかげでスターボートの時、クルーはハイクアウトできなくなった。艇庫の鉄板ドアの修理が終わり、午後から新艇Qと3795を出す。工事の鉄粉まみれになっていたので丁寧に洗い流した。久し振りに夕飯はカレー屋「ココ壱」。いつも「ロースかつカレー」になってしまうので、今回は変わったものという事で「牛もつカレー400g(650円)」を食う。まぁまぁ。


5月4日(金) ゴールデンウイーク練習《5》

イルカの群れが出現!!!!びっくらこいた。8ミリビデオに収める。
(ビデオより。たぶんこんな感じやった)
 ■威志(4年):「おおー、あれイルカちゃうか」
 □尚樹(2年):「またまた〜、ここ徳島やで。そんなもんイルカ〜!」
 ■威志:「あれあれ。背びれ見えてるがな。」
 □尚樹:「うおー!!ほんまや!」
はじめは、レスキュー上の狼少年尚樹(なおき)に「イルカが見えるでー」と言われたが、僕も鰹も「また騙そうとしとるわー」と信じていなかった。あまりにもしつこく言うので、指差す方向を見たら、本当にイルカが跳ねているではないか!いや、驚いた。まさか、鳴門の海にイルカがこようとは。地球温暖化のせいか?20頭ぐらいの群れで、追いかけたレスキュー艇の話では、小さい子供イルカもいたらしい。「テレビ局にビデオ持っていったら放送されるんちゃうん」「飼いならせたらええなぁ」と興奮。日の出湾のベラビスタから出てきた群れは、しばらくして沖の方に去っていった。


午前はスナイプ二艇、470三艇出艇。北の風、風速3〜4m/s。鰹とランチャーの使い方を研究。思考錯誤。試行錯誤。中四大会まで一ヶ月を切っている。色々とわかってきたが課題多し。まだウイスカーの方が早い。後半は加堂(3年)-大野(2年)と交代。昼飯はカレーライス(当番:マック大野)。微風の下々のスタ練であったが、参加した5艇が全艇ジャストスタートがあったなどだいぶスタートに関してはレベルが上がってきたようだ。一年生は昨日に続き、女の子が三人(化応2、栄養1)。今晩は艇庫泊まり。夕飯は久々の艇庫鍋。チャック(3年)とごん(4年)が下準備。チャックが鯛、ハマチ、鮭のアラを買ってきたので「アラ鍋」に決定。

-アラ鍋-
材料 アラ(鮭、ハマチ、鯛)、白菜、白ネギ、大根、舞茸、椎茸、エノキ茸、
人参、ソーセージ、餃子、

鍋3つに18人が群がる。最後に、アラ鍋の汁で雑炊をする。これがかなりいい味をしており美味かった。満腹。食い過ぎた。そこへ、ビールの差し入れを持って、OBの鶴丸さんが登場。練習を撮影した8ミリビデオを見た後、クラス別ミーティング。鰹(2年)の疑問、「艇速が変わったのは何でわかりますか?」。その後はもちろん飲む。12時すぎに寝袋にもぐりこんだ。


5月5日(土) ゴールデンウイーク練習《6》

艇庫の廊下(ミーティング場)、寝袋の中で目覚める。時計を見る。まだ6時。もうちょい寝よう。8時前に行動開始。一年生は7人(男2、女5)が来る。スナイプ四艇、470三艇が出艇。天気予報は南東の風であったが、鰹と新艇Qを出艇させようとでた瞬間、「あれ、あれっ」と北にまわる。岸壁に押し戻される。テケラッチョとラスカルさんにバウとサイドを押さえてもらってメインを上げ、なんとか出艇。本日のトラブル1。北西の風1〜3m/s。伴走→スタ練→ラウンディング→レース練。Qの微風での走りがどうも思わしくなかったが、原因はテンションのセッティングにあったようだ。パワーダウンし過ぎ。Jo(市川-武田)の微風での走りがなかなか良い。安定している。今日もイルカの群れが見えたらしい。ベラに住み着いたのか。観光スポットになるかも。レース練で上マークを回航した後、「おりゃー」と鰹がランチャーをアップしようとシートをひいたら「ボコッ」と滑車が取れた。「ありゃ」。予備シャックルを積んでおかないといけないなぁ。12時着艇命令。昼飯は麻婆茄子丼(当番:マック大野)。ヨット部には「茄子嫌い」が何人かいたような。昼から風は南に変わり、ブローが10m/s前後に強まる。ブローが走りだす。出艇をどうしようかと幹部が悩む。試験艇に3353(本庄-近藤)が出艇。しばらくして3795(塩見-清水)も出艇。新艇の整備を少しした後、伊原(3年)とJo(27761)で出艇。風は少し落ちたが強風といえば強風。レスキューには1年生5人が乗り、「強風下でのディンギー」を見せる。スキッパーを途中で伊原に変わり、「強風のメイントリム、タック、ハイクアウト」を教える。GW中は鳴スカから11号に入る道が凄い渋滞している。めずらしい光景だ。夕飯は1年生の意見を集計して「かつ食堂」に行くと事になる。鶴丸さんのパルサとプリメーラは別行動で鳴門の「海鮮市場」へ。ごん、威志、チャック、えむ、コンコンが行く。迷ったが「海鮮御前」(1160円)を注文。刺身、天婦羅、カキのワカメ味噌汁、御飯、一品。「びんび屋」の「おまかせ定食」(2000円)並みの満足度。鶴丸さんの食った「満腹寿司握り」、チャックの「海鮮丼」も美味そうであった。鳴門にきたら海鮮料理でしょう。


5月9日(水) 基礎講習会

学館に5時集合で、1年生向けの「ヨット入門基礎講習会」。B棟に場所を移す。ヨットの「各部名称」から始まって、「ヨットの走る原理」や「セーリングの種類」などを、黒板とプリントを使い、2年生が交代で一年生に解説。説明不足なとこは3、4年が補足。幹部の3年は2年の解説態度が不満に思えたようだが、去年もそうだった。こういう仕事を「やらされている」と考えるかどうかの違いであろう。 negative or positive。半導体みたい。夕飯のおごりは「べるまん」と「よし」に分れる。「よし」の御飯の多さには驚かされた。食後、1,2年は1年の誰かの家へ。3,4年は塩タンの家で「5月誕生日祝いパーティーin東吉野」。8日はぶー(3年)の誕生日であるが、この日にたけす(4年)がぶーの携帯留守電に「最悪、ボケ、死ね!」というのを入れて、「誕生日おめでとー」というメッセージと期待していたぶーがショックを受けた、という話が一番面白おかった。「イカの塩辛」もなかなか麦酒に合うようだ。いまいち酔えなかった。心理状態にアルコールが勝てなかったせいだろうか。


5月10日(木) トレーニング

夜のトレーニングが復活。常三組は10時に集合して城山を走る。ランニングしたは筋トレ。基本的に自主参加。今日はごん、たけす、はる、ぴこ、ばうの5人が参加した。蔵本は蔵本で集まって始めたやうだ。ランイングは久し振りで、内臓器官が悲鳴をあげる。中四がだんだん近づいてくる。50艇のレースかぁ〜。


5月12日(土) べた

午前はレスキューマスターがレスキューキーを忘れたらしく、出艇できず。この罪は重いな。OBは田北さんがこられる。1年生も10人以上出席。昼からスナイプ-3艇、470-3艇が出艇。風が無くベタベタ。「誕生日祝い」なのか、ぶー(3年)がレスキューから海に突き落とされる。その時、食物の次に大切なメガネがポトリ。鳴門の海中深く沈んでいった。御愁傷様。夕飯は王将とどこかに別れる。1年と2年の一部は新歓の準備をするとかなんとかで、艇庫に泊まる。「早く寝ろ!」と2年に言わしめるほど、3時ぐらいまで、どかーんと盛り上がった。フレッシュマンパワーおそるべし!
・・・・だそうです。(ごん、たけす不参加)


5月13日(日) 

艇庫に到着すると、泊組の一年生で艇庫は活気ずいていた。艇庫に泊まり、朝帰った1年も数名いるらしい。Qと73を艇庫よりだす。レースに向け「レース用セール」を使用。各艇チューニングの確かめをしてたので、出艇時間がおそくなる。10時過ぎ。北風1〜3m/sの微風。スナイプ-3艇、470-4艇が出艇。帆走→スタ練→ラウンディング→スタ練→レース練。着艇前の30分ほど全艇1年生を乗せる。スナイプのレース用セール「スペシャルクロス」はだいぶん深くなってしまうようだ。微風にはいいが、パワーダウンをしっかりしなくてはいけない。去年高知の個人戦でその兆候がしっかりとでた。Qはどうも、中風以上に艇速がよろしいので、微風のパワーアップ対策が必要のようだ。昼飯は麻婆丼(当番:鰹)。御飯が固めにたけており美味かった。ラスカルさんもこれくらいが好きらしい。ついに艇庫の大型炊飯器を自在に操れるようになったか。昼から那須さん(OB)が来られる。午後はスナイプ-4艇、470-4艇の出艇予定であったが、Joがフォアステーが切れるトラブルで出艇できず。風は南東6m/sに変わる。理想が高くなると、クルーの動きに色々と不満がでてきて、また自分も思い通りにできずイライラする。去年には無かった「最終学年のあせり」やろか。回航でのランチャーの失敗がかなり痛い。ヨットにのめり込むと時間のたつのは早い。あっと間に着艇時間になってしもた。くしくも今日は誕生日に当たってしもた。艤装の解装中に海にほり込まれる。毎年のことだが。高木、ごん、森、こんこん、本庄、ゆかぽん、こんこん、1年の女の子・・と次々にほり込まれる。掘り込もうとしたタケスもそのまま一緒に突き落とされる。これもいつもの事だが。5月の海水浴はまだ寒かった。こんな事をしていたので、時間がひじょーーーに遅くなる。ミーテングはクラス別も一年生を入れ行い終わったのは8時過ぎ。覚悟はしていたが、中日-巨人のテレビ観戦を諦める。夕飯は「かつ食堂」へ。ここは、かつ定食800円、かつどん600円ぐらいと非常に安い。150円のソフトクリームは大抵の人が注文。定食を食い終わった後・・・
■ぴこ「すいませーん」
□定員のおばちゃん「ソフトクリームですね!」
何でわかんのやろー!?凄いぜ、おばちゃん!食事中、ゆかぽんがナオキと2年どおしで乗っている時に、タック中「470のセンターで鼻を打つ」という伝説を作ったという話を聞く。あの僅かにでているセンターで・・。凄いぜ、ゆかぽん!家に着いたのは9時半。中日が勝った事を確かめた後は爆睡。いつも以上に今日は疲れた。今のとこ1年生は18人(男9、女9)が入部予定らしい。凄いぜ、徳大ヨット部!

自分の居場所を確かめたかった。


5月16日(水)陸トレ 

新エールマスターが決まったらしい。期待の新人、その名は「こいけ」!


5月19日(土) 

昼飯は「きつね丼」。なんちゅう日誌の始まりかたや!まぁええか。風は南東で白波が立つ程度。結構吹いていたらしい。沈艇もでたとか。鰹がnasbyさん(OB)にクルー指導を受けた。バングの調節の細かさが新艇のハードマストには重要、とくにパワーダウンの時に遅れているとの事。先週1年生が18人くらいはいりそう、というニュースで「凄いぜ、徳大ヨット部!」となったが、どうやら雲行きが怪しくなってきた模様・・。続報に好御期待!夕飯はコンコン(3年)の発案で「鰻カツ(うなかつ)」にいく。茶碗蒸がついてくる、というのが理由。評判はあまりよろしくなかった。「山かつのほうがええわー」「かつ定食が安いからええなぁ」(2年連中)などなど。


5月20日(日)

中四大会前の最後の練習日。南風で風力は4〜8m/sくらい。一年生の出席者は7人(男1、女6)。スナイプは参加人数が少なく2艇しかだせず。28431と29809が出艇。レース直前の走りをチェック。470は4艇がでる。帆走→スタ練→レース練。昼飯はカレー(当番:まろん)。「辛い!」という評判であった。470の2773を「一年生艇」という事で、クルーに一年生を順番でのせていたが、午後は風が強まり、あまり乗せれなかったようだ。昼休みに陸上講習で「ハイクアウトとトラッピーズ」をする。あと乗船位置の「上、オンセンター、下」の解説などなど。今日は強風の中の帆走であったが、470は見た感じだいぶレベルが上がってきたようだ。強さを感じる。「中四に期待しちゃっていいのかな?」「いいんです!」。31は乗り手(ちゃっく、えむ、らすかるさん)が変わっても安定した走りをしていた。船がいい状態にあるようだ。新艇Qはクローズに関してはそこそこで、問題のランチャーも一様は最低限はレースにまにあった。本番ランチャートラブルが起こらないのを願うのみ。着艇後、片付けとともに、遠征の梱包を行なう。夕飯は一年生が全員一致で「イタリアンを食いたい」という事なので、「ピエーノ」へ。パスタやらピザを食ったようだ。10人程度しか店に入れなかったので、残りは隣の「かつ食堂」へ。来週はいよいよ、新歓。今年もやってきました。どんな伝説が生まれるであろうか。そして、週末は「中国四国大会in堀江」。

を残す?


5月23日(水)  新歓

「新入生歓迎会」通称「新歓」。彼らすべてはここから始まる・・。7時半より場所はいつもの「ホテルありの道」。雨日の新歓。これは何を意味してるのだろうか。波乱の予感?今年の新入生は15人(男7、女8)。大漁ですな、今年は。4年後には何人になっているのだろうか。今後の徳大ヨット部を担う人達である。新歓芸は人数が多いし、盛り上がりを見せた。

  1年がそろえたヨットがバックプリントのTシャツは、
「ほしい」という現役部員も。2次会は秋田町の「mo
mo遊膳」に小雨の中移動。女子高校生と間違えら
れて補導されてはいけないので、交番の前は避け
てとうる。2次会では蔵本女子新入生のパワー炸裂
で、店員からも注意を受けた。これでヨット部は嫌わ
れたかも。惨事(3次)会はカラオケ。時間の延長を
繰り返し、終わったのが4時前。ここでお開き。ねむー。
⇒写真は「白南風」の
写真コーナー。

 


5月24日(木)  積み込み

明日の中四に向けてのトラック積み込み。
ラチェットを前回より使用しているので、前
ほどの疲労感は無い。前はロープのトラッ
ク結びを艇の数(6艇×2本)だけしなくてはい
けなかったので、そいつが時間も食うし疲労も
たまった。今はこいつがラチェットを使うので、
手際良くやれば、1時間かかっていたのがの
も、カチカチ10分ほどで終わる。締めるカチッ
とかなり楽。そんな感じで、11時には帰宅で
きた。
 

5月25日(金)  堀江へ出発

朝8時集合で先発隊が出発。人数が8人と少なく、
ヨット部カーと2tトラック(スナイプ)が先発隊。時間
的余裕があるやろう、という事で高速は使わしても
らえず、下道で一路「堀江へ」。
 
運転手 乗客
トラック 中山 栗部長、鰹
ヨット部カー 塩見 本庄、高木

タイムリミットは午後3時。受け付けと主将会議が始まる。「道後温泉つかっていくぐらい余裕あるで〜」、と誰かが言っていたが、全然。2時半ぐらいに到着。途中香川大学のトラックと合う。到着後8人では自力で艇をトラックから降ろす事もできず、香大や松大に手伝ってもらう。ありがとうございます。徳大の先発隊少な過ぎ、けっこう腹ただしいかった。レセプションンは松山大学キャンパスの生協食堂で。少し早めに到着したので、キャンパス内を歩きまわる。さすが私立というかんじ。校舎も違うし、学生の雰囲気もなんか違う。レセプションの方は広島県勢のテンションが凄かった。これから逃げて、岡大や松大、愛大のメンバーと話てまわった。後発隊が着いたのは11時ぐらい。積み下ろしは明日の朝するという事で、時間の計算をすると、明日は4時起き!!お〜い。12頃寝る。


5月26日(土)〜27日(日)  

■中四国学生ヨット選手権大会(兼中四国オープンヨットウィーク)

 瀬戸内海らしく、強い潮の中、ベタベタの風のレースでした。

⇒29809(Q)自戦記


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喜喜怒哀楽