<6> 2004(11月
〜 12月) |
「コイズミという時代」が、ひとつは「ブームとバッシングで揺れる世論」、もう一つは「改革と戦争のアンサンブル」という2点で特徴づけられる (早野透『ポリティカにっぽん』) 12/31/2004 サムスン電子の強さは技術力にあるわけではない。しかし、同社は日本企業にとって脅威となる存在である。というのもサムソン電子が技術力を含めた「総合力」で勝負を仕掛けているからだ。「抜群の情報収集力」に裏打ちされた「事業の絞り込み」と「綿密なマーケティング力」。製品のブランド価値を高める優れた「デザイン力」。そして素早く投資する「意思決定力」、が同社にはある (日経BP) 12/30/2004 「指導的な地位にある人々」を見れば、「大局的な判断」や「戦略性」で日本が欧米に見劣りをする例は多い。日中戦争から太平洋戦争へと突き進んだ軍部などは典型だ。しかし日本には、一線の多くの人々の「まじめさ」や「職業倫理の高さ」があった。だから戦後の躍進もありえたと言える (朝日新聞社説) 12/29/2004 修正しながら最後に目標に達しようとするやり方を「フィードバック・サイクル」という。「行動」「比較測定」「修正」がワンセットで繰り返されるからである。日本のものづくりでは、これが日常的に行われている。「QCサークル」と「改善」のことである。【TQC】トータル・クオリティ・コントロール、【TQM】トータル・クオリティ・マネジメント (唐津一『中国は日本を追い抜けない!』) 12/28/2004 「作業の質」というものは、「トライ・アンド・エラー」で高められていく (唐津一『中国は日本を追い抜けない!』) 12/27/2004 すべて否定すると、科学技術の進歩はない 12/26/2004 「理性」や「寛容」「対話」「連帯」といった価値に重きを置く人々にとっては、とりわけ居心地のよくない時代である。「一秒コメント」だけが有効な日本のメディア状況。規制緩和は利権政治そのもの。とてつもなく悪いことが起こらなければ世界は変わらない。メディアがあおる「不安」に踊らされるな。「何がリアルか」の透徹した目を持て (金子勝、他『不安の正体』) 12/25/2004 日本の金融は二流か三流。間違っても一流ではない。経済政策に関しても同様である。そのような人達のいうことに、どれだけ本物の情報が含まれるというのか (唐津一『中国は日本を追い抜けない!』) 12/24/2004 リーダーシップとは何か?それは、「明確な方針」を示し、「必要なサポートを的確に行う」ことである 12/23/2004 義務教育で世界一の評価を受けるフィンランド。「競争」ではなく、「達成度」と「柔軟性」を重視した授業。一人一人が何ができて、何ができないかを自覚することが大事 (朝日新聞) 12/22/2004 「経営と労働が分離」された米型と違い、北欧には「労働者の自発性を経営に生かそう」とする体質が強い⇒ex) ボルボ、エリクソン、ノキア (朝日新聞) 12/21/2004 『守破離』。「守る」「破る」「離れる」。剣道の上達段階を示す。まずは基本の型をしっかり守る。基本ができたら、今度は自分の個性を軸にして、基本の型を少しづつ破る。最後は完全に基本の型を離れて、自分の型をつくる。つまり、まずは「しっかり基本を固めていないと、応用はできない」ということだ (山形琢也『気がきく人気がきかない人』) 12/20/2004 準備が一番大切 12/19/2004 是は是、非は非。「おかしいことはおかしい」と言わないといけない 12/18/2004 大きな市場でナンバーワンになるには大企業でないとむずかしいかもしれないが、うまく「隙間市場」を選べば、中小企業のもチャンスがある。ただしそのためには、「自分達の持てる力をすべてつぎ込む覚悟」がいる。これを「選択と集中」といい、日本のものづくり企業は昔からこのやり方で成功してきた (唐津一『中国は日本を追い抜けない!』) 12/17/2004 失敗するから前に進める (辛淑玉『怒りの方法』) 12/16/2004 人間はロボットでも機械の歯車でもない。リーダーは数合わせのできる「計算先行型」のタイプではなく、むしろ「心理学者」であることが求められる。リーダーとして成功する人は、自分の仕事が電卓で計算するような種類のものではなく、人の心をきちんと把握し、人を動かすものだということに気がついている (山形琢也『気がきく人気がきかない人』) 12/15/2004 「世界の3大商人」といえば、「中国人、インド人、ユダヤ人」。みな、長い歴史を持ち、商才を磨き上げてきた。これらは、日本人の及ぶところではない (唐津一) 12/14/2004 「人生の勝者」とは?金じゃない、地位じゃない、そんな世間的な価値を得た人のことじゃない、他人との競争で勝ち残った人のことでもない、ただ「やりたいことができた人」、それが「勝者」なのだ。やりたいことは人それぞれ皆違う。だから、やりたいこと、好きなことができれば、100人が100人、皆、「勝者」になれるのである。今からでも遅くない、思い込みを捨てて、一からやり直そう、そしてどうせやるなら人がなんといおうと自分が好きなことをやろう (大前研一) 12/13/2004 職場環境がいい方が仕事の効率もアップする。従業員を経営に巻き込むことの重要性。人生に無駄はない。たとえ無駄だったとしても、寄り道できるのは若さの特権。勉強しないと店員にしかなれない (藤巻幸夫) 12/12/2004 「権威」とは、自分で高めるものではない。人が認めてくれてこそ「権威」になるのだ (樋口裕一) 12/11/2004 日本の「モノづくり」の危機は、「アホな経営トップ」が引き起こした問題である (城戸淳二) 12/10/2004 「だいたいどのような方向に流れていくか」を、総体的に予想する人。その予想に基づいて、「現時点で何をすればいいか」を述べてけれる人。そんな人が、もっといてほしい (金森修) 12/09/2004 古い価値観はことごとく淘汰され、すべてが新しく生まれ変わる (大前研一『考える技術』) 12/08/2004 「明確な方向性」を持たず、「場当たり的な対応」を繰り返す 12/07/2004 若者が冷めているのは絶対、大人達が冷めているせいだ 12/06/2004 「将来に対する希望」を失っている若者が増えている 12/05/2004 「失敗の本質」をちゃんと理解し、動き出す 12/04/2004 「白色有機EL」の次のブレークスルーは何か?「有機太陽電池」であると見ている (城戸淳二) 12/03/2004 20世紀が「物の時代」だったとすれば、21世紀は暮らしの豊かさを支援する基盤が必要な「心の時代」だ (矢内廣/ぴあ社長) 12/02/2004 「デジタルネットワーク社会」や「環境共生社会」がキーワード。「破壊と創造」をテーマに掲げる。聖域もタブーもない。守るべきものは経営理念のみ。構造改革の大きな柱は「大量生産システムからの脱却」と「ブラックボックス」(独自技術)。「規格大量生産」から「セル生産方式」へ。「国内でのモノづくり」で世界に挑戦 (中村邦夫/松下電器社長) 12/01/2004 まずは、概観(大体の様子をつかむ)せよ 11/30/2004 仕事に取り組む場合は、どんな時でも「成功への青写真」を先に書く。「仕事ができる」という人はみんなそうだ。見切り発車は絶対にしない。そして、自分の発表をどうしても達成したいと思えば、当然、準備期間も長くなる。遊んでいる暇などない (落合博満『コーチング』) 11/29/2004 なぜ違法残業がまかり通るのか。「残業自体を当然視する日本の企業風土」や「行き過ぎた成果主義」「労働組合の弱体化」「高い失業率など厳しい雇用情勢」などが原因 (中日新聞) 11/28/2004 要は、本人が何が好きで、何ができるのか (藤巻幸夫) 11/27/2004 人はパンのみに生きるにあらず 11/26/2004 背伸びをしない方が、ずっと楽に生きられる 11/25/2004 脱「中国シフト」で「国内回帰」強める日本企業。日本企業は中国シフト一辺倒から脱し、新たな国内と海外の「生産棲み分けの構図」をみつけ出したようだ。日本が「製品開発と生産技術の拠点」となり、世界の拠点に技術を発信していく形だ。別の言い方をすれば、日本の拠点はR&Dセンターとマザー工場になっていくわけだ。これは、日本国内の拠点では、「ハイテク製品、高付加価値製品」をつくっていこうという考えだ。(後藤康浩) 11/24/2004 人間というのは、「物事が発見された順序」に沿って説明されたときに、一番良く理解できるもの 11/23/2004 閉塞感、行き詰まり感の何よりの理由は、現在を理解するための「情報が隠されている」ためだ。問題意識を共有できず、問題をつかむ手がかりさえないための不安と苛立ちが極限に来ている (田原総一郎) 11/22/2004 技術はリンクすることで「相乗効果」が生まれる 11/21/2004 「点」で理解してはならない。歴史という「線」でとらえる必要がある 11/20/2004 中日監督落合博満。「プレーヤーズ・ファースト」を掲げる。「選手側にいる人」。選手のプライドを絶対に汚さない。チャンスは頑張ったものには平等に与える。そして野球に勝つ (朝日新聞) 11/19/2004 現在の教育は、何ら「排除の構造」になっている 11/18/2004 若い世代こそ日本を変える! 11/17/2004 「賢さ」というのは、基本的に「分析能力」だ。今何が起こっているのか、将来何が起こるのか、どのような心理、どのような意図で相手はこちらに対しているか、そうしたことを的確に読み取る (樋口裕一) 11/16/2004 環境リスク論:環境問題でも「コストやリスク」をちゃんと考えよう。あらゆる危険や害をゼロにするのは無理だから、処理にかかるお金と発生するリスクと比べて妥協点を考えましょう。微妙なリスクが大仰にとりあげられ、マスコミが不安を煽り、それが政治的に利用され、大量の無駄遣いつながっている。不毛な「極論」はやめよう。煽りに踊らされずに心穏やかに生きよう。バランスのとれた常識論に戻ろう。 (中西準子『環境リスク学』) 11/15/2004 努力がなければ自信は生まれないし、自信がないと自然にふるまえない(藤巻幸夫) 11/14/2004 コミュニケーションというのは、お互いを認め合ってこそ成り立つ。批判するにしても、相手の努力を認め、その長所を認識した上のものでなけれなならない。相手の言い分をしっかり聞き、それを考慮、対案を示しながら批判する (樋口裕一) 11/13/2004 変化の激しい時代に必要なのは、変化に備えた長期的な戦略ではない。 むしろ、新しい仕事をしかけるなど、自ら「変化」を作り出し、それによってキャリアの幅を広げ、切り開いてく能力。スキルを身につける場合でも、資格を取ることよりもむしろ、今の職場で新しいスキルが必要な仕事に自ら手を上げて挑戦していく方がより効果的 (高橋俊介) 11/12/2004 上に行けるかどうかは、「最後のひと頑張り」ができるかどうか 11/11/2004 自分の部下を信頼できない上司はたいがい失敗している。信頼しない原因は何か。それは、仕事に対する考え方の違いを受け入れないことだ。自分のやり方でしか物事を進めていけない人は、結局すべてを自分でやらないと不安になる(落合博満『コーチング』) 11/10/2004 人間には常に「目標」が必要。目標があればパワーも出るし、エネルギーもでるし、アイデアもでる(利根川進) 11/09/2004 「目標設定」というのは、最終的にリーダーの手の中にある。(カルロス・ゴーン) 11/08/2004 「企業・ブランド」は消費者に対して、「何ができるのか」「何はできないのか」をはっきりと意識化して、「できない部分」について競合他社のレベルに達しようと努力するよりも、「できる部分」について突出した魅力・デザイン・技術力などを達成し、認知してもらうようにすればいいのではないか。要するに、「ほどほど」のもの、「全体的によくできているが、特徴のないもの」には魅力がない、と捉えているわけだ。 (辰巳渚) 11/07/2004 顧客の視点、競合する他社の動き、自社の能力を「現実的」に分析していくと、先入観を持っていては思いつかないような面白い切り口が見つかる (秋池玲子) 11/06/2004 上司に求められるのは「見る目」。若い人達の最大なる長所と欠点は何かを「見る目」をつけることだ。新人が来たら、まずその人間を観察して長所や欠点を見極める(落合博満『コーチング』) 11/05/2004 指揮官という立場は責任が重い。最高の決定権を持っているのだから、選手に余計なことを考えさせる余地のないように、物事を進めていかなくてはならない。どんな問題に直面しようとも、舵取りを間違えることはできない。舵取りが進むべき方向を間違えたら、その集団は必ず「空中分解」するだろう。だからこそ、舵を間違えないように、すべての部下を同じ方向に向かせることが大切なのだ。(落合博満『コーチング』) 11/04/2004 どの道を行くにしても、「目的意識とやる気」を持ち、「その道を学習だ」と考え、「失敗から学ぶ」こと。それにより、「ベストを尽くす」ことができる
(カルロス・ゴーン) 11/03/2004 「道を選択」しなければ、生き残れない。「得意分野を伸ばす戦略」に大きく転換した。水平分業が進む業界の中で勝ち抜くために、それぞれの「専門分野で勝負」する (沖電気工業) 11/02/2004 「無」から「有」をつくり出す 11/01/2004 |