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2009年03月

 
 
 
 

■2009年03月12日(Thu):ガール

奥田英朗の『ガール』を読む。30代OLが主人公の短編集。女性心理がリアル。さすが奥田小説。非常に面白い!満足度★★★★★。

 


■2009年03月02日(Mon):なにを食べたらいいの?

著者の講演会で購入したと言う母からかりた安部司の『なにを食べたらいいの?』を読む。食品添加物の元プロであり『食品の裏側』の著者が語る食べ物の選び方。健康に生きたい人には必読本。満足度というか衝撃度★★★★★。

ファーストフードとか、カップラーメン、ジュース、惣菜、コンビニのサンドイッチやおにぎりなど、日本のいわゆる「ジャンクフード食文化」は無茶苦茶やね。食品添加物のオンパレード。そりゃ、「切れやすい子供」がたくさん出現する訳だ。この本では、「食品添加物の依存症になる」というのが、キーポイントになっているが、自分の体験や、会社での同僚の食行動を観ていると思いあてはまる節がたくさんある。例えば、昼御飯の後に、同じ清涼飲料水をほぼ毎日飲んでいる人とか。過去の自分の食生活を反省するとともに、自分も含めこれからも食品添加物を大量に摂取し続けるであろう多くの日本人たちのことを思うと心が痛む。

これまでは、「安さ、手軽さ、日持ち⇒食品添加物による偽者の美味しさ」だけが重要視されてきたが、これからは「食の安全性⇒本物の美味しさ」が最重要視されるようになるじゃないかな。「無農薬、無化学肥料、無添加物食品」の取り組みが広がることを願う。消費者の意識や消費行動が変われば、「無農薬、無化学肥料、無添加物食品」でがんばる食品メーカーや農家を助けることになる。そして、ますますいい食品が世の中に広まり、消費者の意識や健康を変えていく。負のサイクルから、正(ポジティブ)のサイクルへ。ここでもオバマ的な「チェンジ」が必要だ。Yes, we can!

「無農薬、無化学肥料、無添加物食品」の取り組みでは、通販で「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」「Oisix(オイシックス)」などが有名になってきたが、こういう商品を、通販ではなく通常店で扱う店ができれば、爆発的にヒットするのではないだろうか。イメージ的には、「無印良品」みたいな、コンセプトをはっきりさせた店。無印良品は、「日常品のデザイン」にこだわる店だが、「無農薬、無化学肥料、無添加物食品」の食べ物にこだわる店。こういうのが、近くにできたら少々高くついても、毎日買いに通うね。

 

 
 
 
 
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