<8> 2005(4月-6月) |
経営というのは、結局「金」の問題 (堀場雅夫) 06/30/2005 「ブッショの戦争」で露呈した米国と欧州の「価値観」の違い:経済と政治の統合や非軍事的な外交手法で安全や豊かさをめざそうとする欧州と、依然として主権国家の論理と軍事力の有効性を信じる米国 (朝日新聞) 06/29/2005 「変革」というのは、効果がなければ、つまり結果がでなければ意味がない。そのために「不安」があることは理解すべき。いかにして「過去と未来」を、「伝統と変革」を結びつえるか。この不安に十分対処できれば、変革は効果的に行われる。「ルーズ・ルーズ」の関係を「ウィン・ウィン」の関係に変えるべきなのだ (カルロス・ゴーン) 06/28/2005 自分が「やりたいこと」にフォーカシングできるかどうか(村上龍) 06/27/2005 うまくいっている人は、圧倒的にポジティブな考え方の人が多い。物事をネガティブに捉えてうまくいくケースはあまりない 06/26/2005 人間関係というのは、信頼関係(猪口邦子) 06/25/2005 「強力なアイデンティティ」を育てながら「自らを解放」し、「異なるビジョン・価値観の人達、異国、異文化と交流」しようというのは全世界が直面している課題 (カルロス・ゴーン) 06/24/2005 人と人との関係や人と組織の関係は、足し算は引き算で表されることではない。カオス(Chaos)だ! 06/23/2005 失敗こそ教訓を得るチャンス! 06/22/2005 自分が興味を持っていたり、モチベーションを感じるものを選んで、それをやり続けていくことでハッピーになるんだというようなライフスタイルへのシフトが必要(村上龍) 06/21/2005 幼い頃には「本能」がある。その本能が「経験」を通じて除々に「信念」、そして「価値観」に変わる。時間の経過とともに、「経験を通じて」しだいに明確化されていく。「自分が何をすべきか」ということが明確になっていく。これは断続するプロセスでもある (カルロス・ゴーン) 06/20/2005 「郵政事業民営化」で、郵便事業がなくなるとは誰も思っていない。利用者が心配しているのは「これまでのサービスがどう変わるか」だ。「誰に対する、どんなサービスがよくなるのか」。それは、民営化によって失われるサービスよりも、どの利用者にとっても「よくなる」と言えるのか (高橋伸彰/立命館大教授) 06/19/2005 民間企業の究極的な目的は「私的利潤の極大化」。「経費を削減」し、「売り上げ増加」に努める 06/18/2005 米の付加価値を追求。品質管理を徹底。価格は顧客に決めてもらった。「空腹」が満たされ、「おいしさ」「安心・安全」が満たされた後は、米の付加価値は「機能性」だと確信。「農作業」と「農業経営」は別。土地は生産手段であり道具であるといった発想に立ったとき、農業は大きく変わる。「土地を財産」と考える農業経営はもう成り立たない。農作業をする人はいるが、「商品開発・営業」ができる人がすくない。うちが足りないのは「研究開発のための人材」 (涌井徹社長) 06/17/2005 「付加価値」の追求 06/16/2005 哲学を持つ:何を大切にし、何は重視しないかという「自分なりの考え」を明確に持つ (柴田昌治『なんとか会社を変えてやろう』) 06/15/2005 ニーチェの「運命愛」。自分の置かれた境遇を愛し、生かしていく以外はない(石渡正佳) 06/14/2005 世の中には2通りの人間がいる。「役目を与える」人間と「与えられる」人間 06/13/2005 国内にこだわり続けた。工場が目の前にあるからこそ、市場の動向をすぐに反映して生産技術を改良できる。「日本でこそ技術革新はできるはずだ」「体育会系エンジニア」を自称する。「体育会系」は、常に「明日の試合に万全を図る」という気持ちがある。一方で、「明日のことをくよくよ考えない」 「メード・イン・ジャパン」の復活。、「技術と美の融合」をテーマに掲げる。復活の要因は、「付加価値を高める努力」をしてきたことと、電波時計で「新しい流れをつくれた」こと。重要なのは、新しい材料や表面処理技術、あるいは新しい駆動装置や機構などの開発。これは、目の前で生産しているからこそ素早くできる。均質な教育を受け、勤勉で、いろいろ工夫しようとする日本人のメンタリティーが、時計づくりに向いている。「付加価値創造型の会社」にしようじゃないかと宣言。 「おれたちが行くのはあの星だよね」とはっきり示せれば、みなついてきてくれる。設計はすべての原点である。モノをつくる、新しく考えることが設計だ。営業こそ会社全体がつかめる。コストの大切さに気づき、投資した資金をどう回収したらいいかといった経営の基本も学んだ。どんな仕事であれ、「自分の希望と違う」と思わず、「自分の可能性を広げられる」と前向きに考える (梅原誠:シチズン時計社長) 06/12/2005 近代文学の世界は、「自分との闘い」で心を傷つけてきた人達の告白で充満している(小林秀雄) 06/11/2005 自分は「瞬間の連続」の中に存在し続ける (田口ランディー) 06/10/2005 何も考えない状態で目をつぶっているのが瞑想。基本は「呼吸」。センタリング。自分の中心に意識が落ち着く。丹田に集中して呼吸する 06/09/2005 成長は変化で、変化ってのは恒常性を壊すものだ (田口ランディー) 06/08/2005 ベストセラーの法則:短く、すぐ読めて、ユニーク 06/07/2005 歴代米大統領:知的なパイオニア精神としてのプライドを国民にもたせるのが上手い。アポロ計画(故ケネディ)、全米ナノテク先導計画NNI(クリントン2000年)など 06/06/2005 企業は「変革」によってのみ生き続ける 06/05/2005 「レールがしかれた上を走るのでなく、人と違うことをやってみることだ」。「何をするべきかは、お客さんが一番よく教えてくれる。=顧客志向」「インターネットは大きな武器になると直感した」。コンピューターや技術が社会をどう変えていくのかに興味がある。ITの世界では激しい変化が起きている。以前は大企業しか使えなかったコンピューターの力を、いまやパソコンで誰でもが使える。コンピューターと人の能力の組み合わせ次第で、誰もが新しいビジネスを生み出す可能性を得た。特に若い人は、新しい発想で、新しいやり方を考えるという点では、有利な立場だ。新しいこと、誰もやっていないことに目を向けることだ。意見が違えば様子をみる。事業での最悪の間違いは、自分で全部できると思うこと。自分の弱み、足りない点を認識し、組織内で次のリーダーを育てることも大事な仕事だ。失敗を恐れないことだ。起業する時は、山ほどの失敗、試行錯誤をする覚悟と、その中から、本当に通用する独自のやり方を見つけ、それをとことん磨き上げる「気概」が大事だ。幸運だったのは、人生の早い時期に情熱を傾けられるものを見つけたことだ。IT分野は可能性がいっぱいだ。「焦点を絞る大切さ、自分たちの特徴やコアビジネスを強化することが大事だとわかった」「喜んでも満足するべからず」 (マイケル・デル会長) 06/04/2005 中国の年間旅行者が2千万人を突破。中国では「2千万という数字」が爆発の臨界点だ (莫邦富) 06/03/2005 20世紀型のエンジン:「拡大による問題解決」やお金・武力といった「力への信仰」 06/02/2005 デジタル家電:「ライフスタイルをより良くしたい」更には「限られた時間、人生をより深く生きたい」という消費者の欲求に応える 06/01/2005 「政治が劇場化」した時代には、「メディアへの露出度」が重要 05/31/2005 ファクトファインディングの精神の欠如:経済学者に求められているのは、「現実の経済に対する飽くなき好奇心」であり、「既存の理論で説明できない現象を素直に受け止め、新しい理論で説明しようとする謙虚な姿勢」である(朝日新聞) 05/30/2005 京都をリードする三者一僧(医、学、芸者と僧)は政治家が操縦できる相手ではない 05/29/2005 沈黙の螺旋(らせん):政治学術用語。長い物には巻かれよ。勝ち馬に乗る 05/28/2005 株価は6ヶ月先の経済状況を反映して動いていると言われる。「魅力的な将来像を描ける企業」を選ぶと良い。休むも相場。株式投資は、企業の将来性を買う行動だ 05/27/2005 ブランド志向など「自分の価値観」を大事にする人が消費現場で増えている 05/26/2005 会社に合わせて働くのではなく、その人の時々のライフスタイルに合わせて働き方を選ぶ 05/25/2005 いまは役所が「隠す体質」を保とうにも隠し切れる時代ではない (中日新聞) 05/24/2005 「ヒット商品=量産化」という従来型ビジネスモデルではなく、「技術で差別化し、密着した顧客サービスが可能な分野」こそが、これからの「中小企業が目指す姿」。 (後藤社長:GOKOカメラ) 05/23/2005 【交渉】相手をねじ伏せるのではなく、相手をその気にさせる。【交渉の望ましい思考】この交渉が上手くいくのが望ましい。だが、上手くいかない場合もある。 05/22/2005 身のまわりの世界はたえず進化している 05/21/2005 若いうちから、権限と責任を持って新しいことに挑戦するチャンスは、日本ではまだ少ない 05/20/2005 インターネットビジネスの基本は、流通の「中抜き」によるコストや時間の節約 05/19/2005 前向きな奴ほど記憶力がいい (田口ランディー) 05/18/2005 良い結果は「万全な準備」があって初めて出せるものなのだ。まずは、「良い結果」、すなわち自分が求めているものは何かをはっきりさせることだ。 (落合博満『コーチング』) 05/17/2005 ベンチャー企業の経営者に必要なことは、「営業から実際の仕事の段取り、採用、経理まで、誰かに任せず、全部自分でやる」こと。すべて自分でできる人でないと務まらない。「人脈」が大事だ。ある時、突然アイデアがひらめいて、それで仕事が進むものでもない。今、日中は初めて「強強」の関係にあるが、そういう関係に慣れてないから「共存の術」を知らない。日本は「危機意識の国」。中国は「自己礼賛の国」。成熟した国には、成熟した国の生き方がある。(厳浩/イーピーエス社長) 05/16/2005 生きるために働く必要がなくなった時、人は「人生の目的」を真剣に考えなければならなくなる (ケインズ/経済学者) 05/15/2005 試行錯誤しながら、体でつかめ。最後は「感性」がものをいうんだ (田代信雄) 05/14/2005 真を志す 05/13/2005 リテンション・マネジメント:企業にとって大事な社員が、「長く力を発揮できる」ように環境をととのえる。【リテンション(retention)】保持、保留、継続、記憶力⇒収益を生み出す社員を一定期間社内に確保する 05/12/2005 RJP(Realistic Job Preview):仕事の内容や会社の「本当の状況」を現実的に隠すことなく伝える 05/11/2005 消費の「二極化」 05/10/2005 源流主義:部品の一つ一つや作り方を、その根本までさかのぼり、品質を高める手法 (be) 05/09/2005 自己を支配できるアスリートだけが手にした「自信と余裕」 (吉井妙子) 05/08/2005 相互依存:それを壊すとお互い経済的に大ききな痛みが伴うという関係 (大前研一『チャイナ・インパクト』) 05/07/2005 ビジネスの原則は、自分と相手との「説得と承諾」である。リーダーシップとは、「説得と承諾」により人と組織を動かす力である (御手洗冨士夫/キヤノン社長) 05/06/2005 トヨタ生産方式が目指す「生産現場の理想形」:生産性向上、品質向上、原価低減を目指して「現場が自主的」に活動を行っている。「人材育成の重要性」が認識され、かつ「断続的」に生産活動を行っている。「理想の姿」とは、「実現不可能な絵に描いた餅」ではなく、「日々のカイゼン活動を断続すれば必ず到達できる姿」という意味だ。それぞれの「生産現場が抱える課題」をベースに考えなければ、「理想の姿」「あるべき姿」を描くことはできない (水島愛一郎) 05/05/2005 プロジェクトを成功に導くにはリーダーのチーム管理力が必要。「チームの時間力」を高める秘策(1)役割と目標を全員で共有(2)進捗状況の中間チェック(3)タイムキーパーを置く (野村正樹『1日4分割の仕事革命』) 05/04/2005 植林小説 (山崎豊子) 05/03/2005 人はくだらないことで他人と比較するあまり、その人に与えられた役割を突き詰めることを忘れてしまう (槇原敬之) 05/02/2005 とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる。和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世の中はいいところだと思えるようになる (ドロシー・ロー・ノルト『子どもが育つ魔法の言葉』) 05/01/2005 隣りの芝生は青く見える (筑紫哲也) 04/30/2005 良薬とは常に苦いものである。ただし、苦いからといって良薬であるという保障はどこにもない。毒薬もまた苦いのだ (森見登美彦『太陽の塔』) 04/29/2005 「情熱」は不思議と「運」をも引き寄せ、不可能だと思っていたことを可能にしてしまう力を持っている (松田公太『すべては一杯のコーヒーから』) 04/28/2005 シュンペーターの「創造的破壊」(イノベーション)は経済の世界だけではなく、大学や教育のしくみにも通じる。新しいしくみを作るために一度これまでのしくみを破壊するのだが、破壊が目的ではなくて創造のための破壊である (河田聡/阪大教授) 04/27/2005 オシャレには「こころのゆとり」も大切だ。センスを磨くには、やっぱり「文化」である。(藤巻幸夫) 04/26/2005 軸足を消費者の側に移し、「何のための経営であるか」を問い続け、「わが社だからこそできること」を求める。 こうした経営は「利益だけを目的とし、社員を道具と見てお金や技術をつぎ込むやり方」とは違った道を開く 04/25/2005 No Pain, No Gain(苦しみなくして得るものなし)ではなく、No Fun, No Gain(楽しさなくして得るものなし) (松田公太『すべては一杯のコーヒーから』) 04/24/2005 夢を持ち、目標を明確にする。そして、個人として持っている夢や目的にシンクロしている会社で働くことが、人間として成長に繋がる (松田公太『すべては一杯のコーヒーから』) 04/23/2005 アートは、コミュニケーションだ (ロイストン・マルドゥーム/振付師) 04/22/2005 若い人たちが何か夢を抱いた時に、バックアップしてくれる先輩達がいるかどうか。そのようなことが、挑戦する若者達を育てるのではないか (木谷文弘『由布院の小さな奇跡』) 04/21/2005 リーダーの「指導力と責任感」の欠如 04/20/2005 格言「経営トップが一番働く企業は発展する」。一番給与の高い人間が率先して動く組織は、命令などしなくても自然と下の人間も動くようになるからだ。「親父の働く背中を見せて育てる」 (水島愛一郎) 04/19/2005 子供は、親の影響力のもとで自立するまでの体力・知力を養い、「生きていく術」を身につける。しかし、そこで甘やかすと、子供はいつまでたっても自立することをせず、親のスネをかじり続ける。さらにエスカレートしていけば、親の生活基盤そのものを崩壊させることにもなりかねない。これは、企業経営の中で、「親会社と子会社の関係」にもあてはまる (水島愛一郎) 04/18/2005 誰もが必ずしも働くことをめぐって「最終的な答え」や「単一の価値観」を持っているわけではない (『働くということ』日本経済新聞社) 04/17/2005 日本の会社は本当に「人材の使い方、生かし方」が下手だ (大前研一『チャイナ・インパクト』) 04/16/2005 子供は誉めて育てよ。作業員は、「連帯感」と「達成感」で育てよ (水島愛一郎) 04/15/2005 料理人は、料理は自分のものと考えがちになる。料理はお客様のためにある。料理は食べる人があってこそ料理なのだ。料理人はそのことを忘れてはいけない (木谷文弘『由布院の小さな奇跡』) 04/14/2005 ヘッドワーク=考える力、フットワーク=行動する力 04/13/2005 「時間」は、無駄にかければ肥満に陥るが、削りすぎてもだめ。「情報」は、量だけでなく質も大切であり、噛み砕いて栄養にする「吸収力」もかかせない。時間、情報とも食事と同じ。適度なバランスと上手な調理法が決めてである (野村正樹『1日4分割の仕事革命』) 04/12/2005 「分散的多様性」が重要 04/11/2005 部分だけに焦点を当てて、因果を考えるのではなく、全体を大づかみでとらえて考える (坂本啓一『スロービジネス宣言!』) 04/10/2005 正社員になる3つの意味:情報がたやすく取れる。自分にとって本当に「面白い仕事」を見つける場である。人間関係が築ける (森永卓郎/経済アナリスト) 04/09/2005 プレゼンで、説明時間が短い場合は、「味見・試食」させる気持ちで、もっとも訴えたい二点(多くても三点)に絞って簡潔明瞭に紹介することが鉄則。(1)伝える情報を絞り込む(2)視覚に訴える (野村正樹『1日4分割の仕事革命』) 04/08/2005 答えはどこにもない。なければ自分で考える 04/07/2005 「踏み込め、踏み込め!失敗を怖れるな!」「此の世は積み重ねであるに過ぎない」「諸君!この人生、大変なんだ」「会社勤めで何がものを言うのかと問われるとき、僕は、いま、少しも逡巡することなく『それは誠意です』と答えている」「一に忍耐、二に我慢、三四がなくて五に辛抱」 (山口瞳/作家) 04/06/2005 ユリイカ(我発見せり)!アルキメデス 04/05/2005 ビジネスのビジョンは、売り上げを高めることでもなく、利益を追うことでもなく、「生活者・顧客の生活の品質(QOL)の向上」である。このQOLを追い求めること、すなわちQOLクエストが経営の本質である (坂本啓一『スロービジネス宣言!』) 04/04/2005 実効性ある温暖化対策に通じる開発・技術研究。Kyoto-protocol & nature-wisdom-inspire Solar Cells 。次世代太陽電池:夢、情熱、使命感を持って取り組める (柳田教授/阪大) 04/03/2005 「事業は人なり」「すべては人で決まる」。説得する人の「人柄、信用、そして熱意」が人を動かす重要な要素なのだ 04/02/2005 日本の今の子供たちは、知識量だけでなく体力や、精神的なたくましさ、粘り強さなど、「生きていくのに必要な基本的な力」が衰弱しているように感じられることである。「短絡的な措置」で、学力が復活するとは思えない。昔の「詰め込み教育」に戻せば済む話ではない (毎日新聞社説) 04/01/2005 |